https://kakuyomu.jp/works/16818093082434745297今回は城下街の人々についてお話ししたいと思います。
登場して解説していない方々は
ハンナ・シフリカ・コーティ・ミーシャ・アメフィ・ミラですね。では一人ずつ。
ハンナは街のパン屋の奥さんです。とても美味しいと有名な店であり、ハンナ自身の性格もあり、下街ではとても有名な方。しかし、流行病の時、子供を亡くしており、気落ちしていたところをルカに助けられ、街の子供たちを自分の子供のように愛しています。なので、厄介毎には顔を出す立派な「お母さん」です。
少し順番を変えて、
6歳のミーシャは商家の子ですが、最近、商売面や道徳的観点から爵位をもらい、所謂成金上がりをしました。それに対して父は商売をおろそかにしているところがあり、今まで商売をしてきた父の背中を見ていたミーシャは反抗気味で家を抜け出し、ふにゃふにゃと人に絡んだり遊んだりして、街の人たちのお手伝いなどを自ら買って出ています。あとでお母さんに怒られるけどね!
アメフィ・ミラ姉妹の話です。
姉のアメフィは快活で宿屋で働く16歳の娘さん。ミラは引っ込み思案なところがある6歳の女の子です。
アメフィはハンナに憧れているところがあり、自分のできる限りのこと同い年や年下の子の面倒を買って出ることもある素敵なお姉さんです。そして引っ込み思案のミラは、そんな姉になりたいと思いつつも、まだ大人が怖く、同級生にもはっきり意見を言えないところがある悩ましいお年頃です。
次はコーティですね。
元王立学院の卒業生であり、その女性教師でした。知識も豊富で人気の先生でしたが、下街に学校を作ると小耳に挟み、また教師も募集していることから、学院の教師を辞めて下街の学校に再就職しました。子供がとても好きで穏やかな方ですが、この頃は結婚などを考えているとか。しかしながら彼女の基準に当て嵌められる方はいない様子。
そして最後、シフリカです。
これは本編を読んでいる方からしたら、あ、この人、武官とか文官とかそっち系……? その通りです。ルリエの護衛の一人ですが、どちらかというと街の観察や内情を探る工作員的な命令なども出せる官位が高い方。
学校は子供たちを観察するに最適です。なにかがあれば相談してもらえるし、教材などを仕入れる出入りの者に色々と聞いて、抜け目のない男性なのです。
奥様方からの人気も高く、二枚目なご様子。歳は三十と考えています。
長くなりました。他にも名前だけ出て来た王族の事情など書きたいところですが、そこは、また明日と致しましょう。
読んで頂き、ありがとうございました。