木理の剥離片ー『知ってはイケナイ。』ー目録弐
https://kakuyomu.jp/works/16818093073527534285に出てきた『ドラえもん』の歌について。
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ご存じない方が大半とは思いますが
この歌
現在の『ドラえもん』(テレビ朝日)の
放送が始まる遥か前。
日本テレビで放送された『ドラえもん』OP
テーマ曲です。
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https://www.youtube.com/watch?v=me3Yzg1cvcUこちらの方で、OP映像が確認できます。
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原作者に再放送禁止を言い渡され
「原作のイメージと違っていて半年で終了した幻の番組」と
公式コメント。
『ドラえもん』が
江戸弁を喋る、哀愁漂う世話好きのオヤジだったのが、
勢いでガンガン突き進む元気な子供にキャラチェンしたり。
声優がいきなり変わったり。
オリジナルストーリーまで加わり原作は一体どこへ?!
カラー作品にも関わらず、白黒テレビで見た人も多く、
モノクロアニメと認識されたり。
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アニメ製作用に日本テレビが作ったスタジオで製作。
金にしか興味がない日本テレビのエライ人に
振り回されたアニメ。
藤子不二雄もアニメスタッフも
ある意味、蚊帳の外・・・。
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幻の『封印作品』となった最大の理由は
最終回放送の段階で既にスタジオは解散・解体されていた。
「様々な想いを馳せたライトバン一杯に詰まった」
セル画、せりふ台本、絵コンテ、
カット表、シナリオ原本、色見本、色指定キャラクター集、
現金出納帳等を荒川河川敷で焼却処分することになった。
「わが子を荼毘に付す気持ちでした」とスタッフ談。
ナニコレ?に仕上がったアニメではあるが、
原作者とアニメスタッフの関係は非常に良好。
当時のアニメとして
非常に良質なクオリティであった。
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現在の『ドラえもん』(テレビ朝日系列)を製作する
シンエイ動画は 下請け・孫請けの流れであり、
立ち上げの際、企画書を書いたのは 高畑勲。
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日本テレビが全く変わらない・・・。
現在日本テレビ系列で放送するアニメは
読売テレビが担当している。
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放送自体は全く知らず、観たことがないのですが、当時のアニメ関係者から話を聞くうちに
1番覚えちゃったよw
酒を飲むたび、ドラえもんを観る度に
語り部となるじじい達は
まだまだ熱いアニメーターだ。