壮絶なバッドエンドの『笑わぬ虎は、青瞳を愛する。』でしたが、当初のシナリオではハッピーエンドでした。
後半、キドンがトラから人間に戻り、ルンブラン公国へ帰還してもとよりの日常を過ごしはじめた時期になります。
①カリーノ姫が欲しいタイラント国王は、力尽くで妻にするため、明朝シェメッシュ小邦へ進軍を決断。
②それを知ったキドンは、その夜、こっそりとそのことをアルコに告白し、カリーノ姫を連れて亡命するようメッセージを伝える。しかしアルコは、一国を背負う騎士として、またはカリーノ姫の愛人として、おめおめと背を向くようでは男ではないと言い、タイラント国王との対決に挑むことを決心する。
③ちなみに、キドンのあとをつけてきた三銃士は、「祖国を売ったな」と言ってキドンを殺しにかかるが、アルコの弓矢によって始末される。
(つづく)