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「男性像」を女が描(書)いていいのか。

ただいまブロマンスストーリーを書き綴っている最中の私ですが、いまさらながらの疑問をいだいてしまいました。

それは、「男性像」を女が描(書)いていいのかということ。

もちろん、表現は自由なので女が男をどういうふうに描こうが勝手ではあります。
しかし、男には、女には理解し得ない概念があるわけで、それは逆もしかり。身体構造からして異なるのに、女が男の性分を完全完璧に共感することは不可能に近い。

私が男性像を描く上で一番大切にしていることは、「漢として絶対に譲れないプライド」です(むろん揺らぐときもあるが)。
私にとっては、これこそが男性特有の性質ではあるまいかと思っています(違っていたらごめんなさい)。

女が男性像を描くにあたり、その男がいかに男らしさを貫けるか。それが最大のポイントなのではないでしょうか。
力や心が弱くても、泣き虫でも、ビビり屋でも、なよなよのワンコ系でも、細々としたジゴロでも、男は男として男の責務をまっとうさせる。

小説を書く上で男を登場させるとするならば、そうした「男性像」を意識してはじめて女が男を描いて許されるものなのではないでしょうか。

なお、少々思想が強めの愚痴になってしまいましたが、あくまでこれは私の偏見ですので悪しからず(*^ω^*)。

8件のコメント

  • これ思いますよね。私も男の人書いてて、男の人がこんな細かいこと気が付いたりするかな……とか思ったりしてます。
    でも正覚坊さんの書く男性像はリアルだと思いますよ。ナーロッパ小説の白い結婚系に出てくる男性は、皆さん据え膳食わずにヒロインを数年清いまま過ごさせたりして、そんな男いるわけないやろ!って思いながら読んでます。
  • イカワさん

    共感してくださる方がいらして嬉しいです!
    ですよね、ですよね!

    ただ現代的には、性自認の異なる場合もありますから、「泣くな、男だろ」といった見方はもう古いのかなとも思ったり。

    でも私は、男泣きは肯定しつつも、泣かせるならしかるべきときに泣かせてあげたいです(なんの話)。
  • 「お姫様(になりたいという願望)は女の子だけの専売特許じゃねえぜ!」
    「漬物石ぐらいでかい一石投じてきたな……」(漫画『スナックバス江』より)

     という名言が示すとおり、男が女を女が男を描いてヨシ! ↑の発言をしてるキャラはかなりのオッサンですが……いいんだ! オッサンだってお姫様になってみたいんだッ!

     それはそうと、創作ではなくリアルの話をすると男性に共通している性質は間違いなく
    「女々しい」
    だよなあと思います。

     この場合の女々しさとは意気地が無いとかうじうじしているとかじゃなく「未練がましい」「いつまでも根に持つ」といったこと。「執着する」。
     もう、そういう風に工場で作られてんのかってぐらい皆そう。

     そもそも「男らしさ」が称揚されるのは「ほとんど全ての男が持っていない性質」だからなのです。
     もし大多数の男が男らしさを持ってるものなら、男らしかったところで「だから何」と言われるだけというか……多分話題にすらならない。
     リアルで「竹を割ったような性格の男」なんて見たことがない。そういう男らしい男がいたとしたら、工業製品の中の激レアなバグみたいなもんである。

     よく「男の恋は『名前を付けて保存』、女の恋は『上書き保存』」なんて言われますが、女性の方が大体雄々しいように思います。

     その中での「男らしさ」「男のプライド」とは。
    「執着を、ガマンの果てに捨てる」ことにあるのか。あるいは「我が身をも捨てて執着を貫く(ただし善性の方向に)」であるのか。それはその時々だと思います。

     あ~~お姫様になりた~~い。(そうか?)
  • 木下さん

    木下さん(いち男性として)の貴重なご意見ありがとうございます。

    男の女々しさを否定するつもりはまったくありませんが、たとえば彼女にだけ見せる女々しさがありながらも、いざというときには彼女をかばうというような「男らしさ」は肯定してもよいのではないでしょうか。
    竹を割ったような性格の男がいないというのは、私からしても当たり前で、これまで毘沙門天のような雄々しい男性を見たことがありません。案外、女性のほうが腕っぷしの強い思考なのはもっともだと思います。

    それでも、毘沙門天やキドンのような質実剛健な男性像を、存在しないのなら妄想で描けばいいのです。また、男のプライドは一徹的ではないとはつくづく思っています。そのつど、プライドは揺らぐものです。

    男らしい男が現実世界にはいない中でも、せめて物語の中だけでは竹を割る男を描ければ良いなと思っています。

    木下さんがお姫様になるなら、わっちは白馬の王子様になるぅ〜(*☻-☻*)。
  • 「現実にいるか? こんな都合のいい女の子。……いないから描くんだよネっ❤️」(エロ漫画のキャラについて、『快楽ヒストリエ』より)

    という名言が示すとおり、いなくても書けばヨシ! いないからこそ……書く!

     それにおっしゃるとおり、(普段は女々しくても)それを乗り越える一瞬を描ければスゴく美しいと思います。

     私がお姫様でぽんつくさんが王子様とすると……ぽんつくさんにさらわれちゃう、ってコト……!?(トゥクン)
     でもさらわれるか迎えに来てもらうかで迷う(迷うな)。というか王子様でも人をさらったら犯罪なのだった。

     
     
  • 木下さん

    男性だってエロティックなえちえち娘を書く(書きたい)わけですから、女性だっておとこくせぇゴリゴリの御曹司を書いたっていいですよねぇ!
    なお、異論は認めない♡

    お姫さまの木下さんが、継母の毒林檎で眠りについて、王子さまの私がキスで目覚めさせて、その波に乗ったついでにまぐわいにいたるのはいかがですか??(大丈夫なのかこの発言……)。
  • 私と同じようなことを考えてらしたとは……っ!
    私が書いているのは、ブロマンスというよりは、BL、NL、TLといった、乙女のための恋愛小説なので、ヒーロー的立ち位置の子達は「こんな男リアルにいるわけないやろ」と言ったところですが🤣
    でも女子視点より男子視点で書いた方が書きやすいんですよね、なぜか……。
  • ぬここさん

    ぬここさんも、同じ考えでいらっしゃいましたか!
    同志がいて嬉しいです!

    「こんな男リアルにおるわけないやろ」という一言が成立するのが小説なんです。
    だから、理想の男をゴリゴリにして書き殴ってやっならいいんですよ!笑

    私も、男子視点で書くほうがやりすいというか。男でもないのに、なんでなんでしょうね??
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