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AI小説について思うこと

いちいちエッセイカテゴリで作品立ててまで書くことでもないので、ノートでつらつらと。


某小説投稿サイト(さてどこだろうなぁ?)で、AI小説がランキング1位になったとかですね。
色んな方が書かれてますし、ネット記事とかにもなってたネタについて。


皆様、様々、思うところはあることでしょう。



先にわたしなりの結論を書いておくんですが、

わたしは正直、どうでもいいです。

もう少し正確に書くと、

現状くらいなら、まだ放置でいいかなぁ、

です。


わたしはランキングにさほどの興味もありませんし、
小説書いてるのは趣味であって、実益目的ではありませんからね。

わたしが小説を書いてるのは、
書きたい、なんならついでに読んでもらって、感想が聞きたい、という欲を解消する手段であって、
自己実現とか、自己顕示欲とか、そういうのは特に求めてませんので。


ランキング一位という結果も、
ランキングの制度(大量生成による、閲覧数などのポイント制の加点)によるところが大きいみたいですし、
作品として面白い!
という評価が著しく多い、という訳でもないみたいですしね。
(読み手の、AI生成への忌避感、というバイアスがかかっているにせよ、という前提はありますが)


人間って、不公平を嫌う生き物のようで。

自分がこんなに頑張って作品を作って、ランキング上位を目指してるのに、
(つまり上位になれていない現状があるとか、上位になる為に費やした労力があるとかして)

AIが簡単に生成した粗悪(であるべき、という偏った評価を含む)な作品が、ランキング上位という評価を得られるなんて、不公平だ!

という心理もあるんだと思います。


そりゃさもありなん、です。

だからこれ多分、ランキング上位とかにならなかったら、見向きもされなかったんだろうなあ、とも思いますね。



ただまぁ、
例え話ですけども。

最近の冷凍食品って、美味しいですよね。
大手が機械で大量生産して、手頃な値段で手に入る、上等なお食事ですよ。

レシピ考えたり、それを機械にセットしたり、売れるためのマーケティングとか、考えることは勿論多々あるんですけど、
それだって、機械によって、簡単に大量生産されたものでしょう?

それでも、手作りの料理という文化が廃れずに、なんなら今でも求められてるのは何故でしょうか。
個人の料理店が未だに世の中に溢れているのは、何故でしょうか。


畢竟、
料理、という無駄な作業を、好きな人がいて、
それを食べてくれる人がいるから、だと思うんですよね。


そんなわけで、わたし個人としては、
なんだかんだ、AI小説、というジャンルについては、今後更に成熟していくでしょうし、その時にどうなるかはわかりませんが、

現状は、特段さわぎたてる必要も無いかなぁ、という結論に至ったわけです。


つか。

少なくとも、そこら辺にあるopenAIさんには、わたしの文体とか、書き癖まで完コピされたりしてませんしね。

どこまで出来るか実験もあって、ChatGPTに大量に読ませて書かせたこととかありまして、
それっぽい文面はちらほら出来上がりましたが、
ああ、これくらいか、と思う程度の出来でした。

ウン十年と時間を費やして、
小説やら詩やら、ポエムやらエッセイやらを書いて作り上げてきた作風を、簡単に真似されたらきっと心が折れていたことでしょうが、
まだそこまででは無かったようです。

人間の妄想力を思い知れ、とでも言うべきでしょうか。

つまり、
わたしはまだAIの完全下位互換ではない、という事で、
まだAIと張り合える部分がある、という事ですから、
深く気にすることも無いかなあ、と。


ご自身の利益や、明確な目的がある方、は別のご意見あると思いますので、
あくまで、わたしのような趣味で創作してる人間の意見、ということで、ひとつ。

別に何かを否定したいわけでも、特段と肯定したい訳でもありませんので。
AIについては、今後も考えていかなきゃ行けない課題かなあ、とは思いますけどね。


わたしゃ、書きたいものを書いて、
それを読んでくれた人が、面白かったとか感想聞かせてくれるだけで、幸せでございますよ。

いつも皆様、ありがとうございます!!
(結局、いつも通りの帰結)


----------



【真夏の仮面舞踏会】
https://kakuyomu.jp/works/16818792437467008569

そんなわけで、
趣味で創作しています作品、
幕間三話分も、今日の19時更新で全部になりまして、佳境に入っていきます。


書きたいことは、まだまだあるんです。
まだまだ書いていきたいんです。


こういう、わたしみたいな阿呆がいる限り、
創作活動がAIに乗っ取られる、なんてことは無いでしょう。

何かを考え、それを形にして、見たり聞いたりしてもらいたい、なんてのは、
有史以前から人間が持つ、もはや本能みたいなものなのですから。


という結論で、
今回は〆とさせて頂きとうございます。


ご拝読、ありがとうございました!


よろしければ、皆様のご意見もお聞かせくださいませ。
(露骨なコメ稼ぎ)
(近況ノートでコメ稼ぎもクソもありませんけど)
(まぁ! クソだなんてお下品な)

(……なんだ、この茶番?)

11件のコメント

  • こんばんわ!

    AIで小説を書くこと自体は勝手にやってくれ……って感じですが(私も興味ないので・笑)困るのが一気に大量投稿する人が増えて、サーバーに負荷がかかったり、検索にAI小説ばかりがヒットして全然思った作品が探せなくなったり……が怖いです。

    一日に大量投稿する人が一人ならいいですけど、それが何人もいたらやばいですよね。

    カクヨムという場を気に入ってるので荒らされてしまうのは嫌ですねー。AI小説専用ジャンルを作ったり、一日の投稿数を制限したりする対策を取っていただきたいと思いますね。
  • ムスカリウサギさまの、現実を踏まえての、「書くこととは何か?」「AIとの共存のためにはどうするのか?」……誠実な思いを拝読させていただき、ありがとうございました。

    すでに、商業的に見れば、絵や声、そして「脚本」「小説」も、 AIに奪われました。
    (商業的に使うAIの精度は、個人が使うレベルでは無いですものね…)

    米津玄師が「AIと人間の作るもの。入口と出口は一緒。でも、完成までに至る「過程」を味わうことは、 AIにはできない」と言っていました。

    私も、ムスカリウサギさまと、同じく「書く楽しみ(私は、下手くそですが💦)」のために書いています。

    その喜びは、奪えないだろうなあと思っております。

    (取り止めのない、感想を書いてしまい申し訳ございませんでした🙏)


  • おばんです。(。・∀・)ノ゙
    そ~ですね。私も作風で悩んでるうちはAIは無縁かなぁ。
    公開もせず、pv貢献で広告費すら捻出できない底辺作家に、これだけのプラットフォームを与えてくれているのですから、AI使って存続貢献してるAI作家さんにどうこう言える立場では無いかな〜。
    とか思ってますね。
    (脅かされる程の作品書きたいです(^^))
  • こんばんは!
    私は書き手に対する脅威よりも、読み手どうなの?という方を気にしました。
    きみらテンプレ好きでしょ?ワンパターン好きでしょ?と読み手がAIに舐められているというか(笑)。例えるならSFによくある栄養価しかないバー状の食事で満足する近未来人のような。味わいとか食感とかどうでもいい、毎日同じ味でOK。
    最近の若い人(偏見のある言い方w)は映画も倍速で見る、なんならあらすじだけでいい、ある程度ストーリーの予想がついた方が安心なようですから、AI小説と相性いいのかもしれません。書き手からすれば読み手が求めるものがなんかちがうし、私はそういう人たちに読まれなくてもいいか…という気分になりました(笑)
    まあAI小説読んでないので偉そうなこと言えないんですけどね……(案外ハマったら笑えないw)
  • 東雲 晴加様、
    コメントありがとうございます!

    たしかに、大量生産自体も好きにすればいいとは思いますが、それで他の作品をマスキングされるのは、考えものですね……!
    わたしもカクヨムというこの空間がとても気に入っているので、それを荒らされてしまうのは……正直に嫌です😓

    AI専用のプラットフォームを作る、専用タグを付けて、検索条件を分かる、等の選択肢が取れれば良いんですが。
    ……システム化出来るようになるまでは、恐ろしい物になりそうです。

    作者様も、実験するのは構わないけど、せめて住民に事前説明する必要はあるんじゃないかな、と思いますね。
  • 発芽様、
    コメントありがとうございます!

    究極、わたしも面白ければ良い、とは思うんですけどね。

    この読んだ時に感じる違和感はなんだ?
    AIが書いたから?
    それとも作者の書き癖なのか?
    なんて、判断がつかないんですよね。

    なので、
    AIが書こうが、人が書こうが、それを読む人が完全に見分け、区別することが出来ないなら、同じ条件で評価すべきだとは思います。

    ただ、物書きを自称する人間からしたら、
    自分じゃない誰かが書いた作品を、自分のアカウントで公開して、評価してもらえた。
    ……それって、たのしいの?
    とは思いますね。
    実験、だと思えるのなら、まぁ……、くらいです。
  • 深見双葉様、
    コメントありがとうございます!

    これだけ便利ものが、商業に使われない理由はないですからね。
    実際、わたしの仕事場でも、利用を推進してる上司もいるくらいです。

    が。
    商業ではない、個人の趣味(創作的に言うなら、同人活動、というべきでしょうか)の場において、利用するメリットとは?とは思いました。

    米津玄師様のお言葉通り。
    作る、という過程を味わう事こそが、創作活動の醍醐味だと思います。
    そしてそういう活動を、広くサークル化してくれているのが、カクヨムをはじめとした小説投稿サイトなわけで。
    その喜びを堪能して、楽しんでいるのだから、その邪魔をしてくれるな、とは言いたいですね!

    わたしはこうして、コメントのやり取りをすることが大好きなので、今後ともどんどん絡んで頂けますと、とても喜びます(笑)
  • ぱぴぷぺこ様、
    コメントありがとうございます!

    AIは、アイデア出しやシナリオフックの相談、感想、ブラッシュアップ、なんかにはとても心強い担当編集になってくれますが、
    あまり口出しされると、うるせえ、って思っちゃいますね(まぁ、口が悪いっ!)。

    でもたしかに、カクヨムひいてはKADOKAWAに売上貢献出来るほどのことしてないのに、それを可能としたAI作家様に文句言う権利は、我々には無いですが。

    同じ場にいる人間としては、
    マナーくらいは守ってくれよ、と、愚痴くらいは言いたくなるのです🫠
  • 夏野梅様、
    コメントありがとうございます!

    漫画村騒動の際にもありましたが、
    漫画や小説などのサブカルチャーに、お金を払うなんて馬鹿らしい!
    という層が一定以上いることは確かで、それは若い世代になるほど、理解を示す割合が増えるそうです。

    そうなると、商業化された創作は、
    定型化されたテンプレ(=支持されやすい作品群)ばかりをAIが供給し、味わうことさえされずに消化される娯楽へと成り果ててしまうのかも知れませんし、
    それを是としない作者たちによる先鋭化が進むと、
    創作、ひいては人の手によるサブカルチャー業界というのは、いずれ年寄りの娯楽、もしくは知識層のお遊び、とかになるのかも知れません。

    ……もうそれは、ディストピアですね!

    そして、少なくともわたしたち書き手が、
    この小説、面白い!
    なんて言える作品が、AI作家の手によって産み落とされるようになったら……と考えると。
    それが一番恐ろしい、かも😱
  • 既にプロセスについて言及している方がいらっしゃいますが、AIの活用について──終わり良ければ全て良し派か、結果より中身派の人とで、意見がかなり分かれるのかな?──と感じました。

    生成AIが誕生し、イラストと小説をかく私にとっても、心乱される要因の1つかもしれません⋯⋯(XでもAI学習の件でいざこざありましたから(_ _;))

    目的が何かで、個々にとってこれが障壁になるかどうかはもちろん変わります。ランキング上位に居座られると、とてつもない大きな壁に感じる方もいるかと存じますし⋯⋯その憤りは、私が「そうですよね」と安易にお声がけできる程、軽々しいものではないとも承知しております。

    今回の件ネットニュースで流れてきて、正直、寝耳に水でした(・・;)コンナコトアルンダと
    そもそもランキング形態がそうなっていたことを知らなかったので^^;
    作品が誰かへ届き、読まれなければ上がらない訳で⋯⋯上がった際は感謝の意味で「ありがとうございます」をお伝えしてきましたが、それだけです。

    ただ⋯⋯この壁、あまりに脅威。小さなハードルからトレーニングするつもりで、今はできることをしたいと思います。心の持ちように等しく。
    私からは上で戦っている方へエールしか送れません⋯⋯汗
  • 唐灯 一翠様、
    コメントありがとうございます!

    AIの活用において、まだ明確な線引きが出来ていない以上、使用者のモラルに任せるしか無いのが現状です。
    勝手なAI学習も、作ったものからすれば脅威ですが、過去の学習があるからこそ今のAIがある、と思えば、やはり否定するのも難しい。

    実際、わたしのようにイラストを書けない人間からすれば、AIイラストは便利ですし、助けになってます。ならば小説にも同じことが言えるのでしょう。
    実際、わたしの職場でも、文章を書くのが苦手な人間に、生成AIの助けを借りろ、と指示する上司がいるくらいです。
    それが良いか悪いかは、これから決まっていくことでしょうから。

    いずれ善悪が線引きされ、法のもと、あるいはガイドラインのようなものが生まれるかもしれませんが、
    それまでは、利用者間で自然と出来上がっていくルールめいたマナーを見守ることしか出来ないのかもしれません。

    技術の独占は出来ない、というのは歴史が証明していますが……
    いざその現場に立ち会う側になってみれば、これほどもどかしいものは無いのだと思い知らされますね。
    レベルの低いものを、簡単に高レベルに引きあげる技術、とは、確かに夢の技術ですが……すでに高い技術を持っている人からすれば、それは脅威でしか無いのでしょう……。
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