【セレスティア】
最上神である彼女は、視察という名目でまず天界に紛れ込むべく、母のミヤと父であるゼルグの子として一度転生をする。
最上神としての力と記憶は封じ、一般的な神として過ごしていたが、オルスとの対立から、彼を殺すところにまで発展する。
その罪を全て弟であるジェダに擦りつけ、セレスティアは下界に降りる。
【セレーナ・エクセサリア】
下界に降りたセレスティアは、エクセサリア王と王妃の間に死産で生まれた子供に成り代わる。
この時、神としての記憶と力を封印し、ほぼただの人間となる。
しかし、封印から漏れ出す圧倒的な魔力で世界を巻き込んで勃発した魔法大戦で孤軍奮闘しエクセサリアを守り抜いた。
その結果、国の英雄となり『伝説の魔女』と呼ばれることとなったが、それはセレーナがヴェグ火山にて火焔龍を退治に向い、帰らぬ人となってからついた異名である。
【セレナ・グリフィス】
セレーナが養子に取っていたビクター・グリフィスの子孫にあたる家系に転生し生まれた姿。
神の力を封印していたせいで、前世の記憶を封じた状態で転生を遂げてしまっていた。
魔法嫌いの人々が集まるロビンソン地方に生まれたせいで、魔法が使えるセレナは迫害の対象となっていた。
その中で、飢饉がおとずれ、村の口減しとしてまず彼女が謂れのないレッテルである『悪霊少女』を貼られ浄化のためにとレアルム島へと連れて行かれた。
そこで出会ったアイリス・エクセサリアに連れられて、王都へ向かうこととなり、物語はそこから始まっていく……。