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『いつもと違う』公開&設定のお話

近況ノートは初めまして。よもぎ望と申します。カクヨムではショートショートを、Twitterでは短い文章をちまちまと投稿しています。
作品の設定紹介や解説を近況ノートに書きたいと思いますので、作品共々よろしくお願いいたします。



本日、『いつもと違う』を投稿しました。

https://kakuyomu.jp/works/16817330659895136552

物語の視点主は本生夏樹(ほんじょう・なつき)。ここ数日、友人の仁瀬春一(にせ・はるいち)に違和感を覚えて話を切り出します。話をする中で夏樹は「まあ春一は春一だろ」と納得して終わりました。ですが春一視点に切り替わると、全く同じ違和感を春一も夏樹に覚えていたと明らかになります。

というところまでが物語で書いた部分。ここからは本編で書いていないところです。

実は夏樹は身体を乗っ取られています。宇宙人か、妖怪か。人ならざるものが人間、本生夏樹を殺して身体を奪い、本生夏樹のフリをして生活をしていました。しかしこの人ならざるもの、非常に人間のフリが苦手でした。夏樹のことも周囲のこともあまり理解せずに「こういうやつだろう!」と思って行動します。そんなことをするものだから春一も怪訝に思いますが、口には出さず付き合ってくれます。惣菜パンは譲ってやるし誕生日じゃないプレゼントも喜んで受け取ってくれる。
そんな優しさもつゆ知らず、夏樹の記憶にぼんやりあった春一との違いに疑問を持った人ならざるものが春一に「お前おかしい!」と言いだした。自分の行動が原因であることにも気づかず。

これがこの話の真相です。

ちなみに動揺で目の色が変わる、というところは夏樹が人じゃないことを気づかせる唯一のポイントでした。知能が低いうえに正体がバレバレの化け物、おバカで可愛いですね。

以上、ホラーの皮を被った実はおバカな化け物の勘違いコメディみたいな話でした。

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