ちょこちょこ節ごとにアップして、本日ようやく完結済み作品として、アップが完了しました。
この作品は第26回電撃大賞に応募しましたが、1次落ちした作品ですね。
落ちる理由は幾つもあるのですが、その最もたる理由の一つが…
・ヒロインに魅力を感じない
これに尽きると思います。
構成についてはそれなりに頑張ったつもりですが、「主人公がヒロインを好きになる理由がわからない」という非常に致命的な欠陥があることを理解しつつ、完成させてしまった作品ですね。。
主人公のニュイが、館で命をかけて謎解きをしている間に、フルールも同行させてイチャイチャさせるのか!?と非常に悩みましたが、まぁ、話のテンポがこれ以上悪くなることを危惧して、5章前半まで全く出てこなかったですしね。
以下、この小説のいいと思うところと、反省点を書こうと思います。
◆いい点
・フリーゲーム「魔女の家」「Ib」に影響して書いた作品だけあって、自分としてはフリーホラーゲームのシナリオを意識して書けたという自負がある。
・謎解き要素に工夫を凝らした。
(※ラヴェル作曲『マ・メールロア』を使った謎解き、館の住人の願望を叶えるたびに殺人劇へと繋がっていく泥沼感、欠けたワスレナグサの花びらを集めていくストーリー性)
◆悪い点
・第Ⅰ章で、ワスレナグサの悲恋伝説をアピールの仕方が不自然であり、その伝説の通りに事が進むのだろうな、という作者の都合を読者に感じさせてしまっている点。
・ニュイがなぜ、フルールを好きなのか分からず、読者は感情移入ができない。
・上記理由により、ニュイが命をかけて館の謎を解く姿に共感できない。
・敵役にも同情できるだけの理由・動機付けが甘い。
・タンポポの種子が人間の耳に入ると、魔物と化すというトンデモ設定のオチ。
(気付き次第追記します)
以上となります。
「共感」というキーワードはすごく大事だと思いますね。。
昨今で、なろう小説が人気なのは、やはり異世界転生という題材が、読者の求めるニーズに合っているからですし。
読者の共感を得られるような主人公のキャラクター、魅力的なヒロインというのは、レッドオーシャンでの戦いではありますが、多くの人に読んでもらおうと思ったら、欠かせないテーマですね。
全部、公開したらスッキリしたので
Ⅰ年にⅠ作品は頑張って作って、公募して当たればラッキー程度のスタンスで執筆を続けたいと思いました。
久々にブログみたいなのを書くと、楽しいので
また、読んだ小説の感想とかも書いていきたいですね。