• 異世界ファンタジー

魔王ルート、15時に更新。

隣接する王国内での動きです。

今回、辺境伯というのが出てきますが、「なんじゃそりゃ?」という方のために簡単な説明を。

辺境伯というのは、外交や軍事的に重要な地域に配置されるもので、格式的には侯爵に近く、また任地の目的によっては半独立国といって良いくらいの権限を有しています。

今作におけるヴラツロフ辺境伯の場合、西方に配置されていますので、カティン大森林の探索やそこから出てくる可能性のある魔物対策、ゴブリンをはじめとする諸部族たちが攻めてきた場合の対処が目的になっています。
そのために必要な軍事的、行政的な行為については中央政府(国王)への報告をすることなく独断で行えます。

当然、それだけの権限を持っているということは国王(中央政府)からの信頼があり、忠誠心が高いことが求められることになるわけです。なにせ、目的が目的ですので、かなりな軍事力を持っていることになるわけですから。

その一方で、辺境伯側もその立ち居振る舞いを注意していかないと、讒言や誣告による討伐対象にもなってしまう可能性も高いわけで。

まあ、ポルスカ王国での辺境伯の立ち位置や、王国内の権力構造、派閥争いは次回に詳しく書いていきます。

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