商人というのは、非常に詳細な情報を持っていたりするものです。
先の大戦でも、日米の国力差をよく知っていたのは財閥をはじめとする財界だったりするのですね。
だから、財界は対米戦争には反対だったわけですが。
アメリカ側でも、特にユダヤ系の財界人たちは対日戦争を回避しようと動いていたりします。
この時に頼りにしようとした人物が『高橋是清』だったのですが、すでに時遅く「226事件」で殺害された後でした。
一部の『死の商人』と呼ばれる人たちは別として、商人というのは戦争というものを嫌います。短期的には利益をあげられても、長期的にみたら大きなマイナスですから。