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投稿!豆設定もね!

おはようございます。部活がなくてちょっと嬉しいこたこゆです。

『箱庭の王太子』投稿しました。


https://kakuyomu.jp/works/16817139558128223473/episodes/16817330647597357173

今回は年末年始のお話ですね。テム達と仲良くなれたようで良かった、のかな?今日は前の豆設定の続き書きます!

では、どうぞ。

*豆設定三粒目*
【創世神話II】
水が生まれた唯一の星を、神々は面白く見守った。例外は排除すべきという意見もあったが、水の神が卵を預けた石ということで取り消された。
水に満ちた星には、やがて木々が生まれた。小さな尖は山となり、窪みは盆地となり。そして一段高い部分は陸になり、低い部分は海となった。この時の海は、まだ塩の味がしなかった。

緑も持った星は、まるで神々の住む島のようだった。神々は、その頃には既に、小さな星に愛着を持っていた。そしてその星に、命が生まれたときには歓喜した。その喜びは、風となり雨となり、より大地の命を育んだ。

魚が生まれ鳥が生まれ、そしてやがて人が生まれた。

神の島の下に広がる海に落ちた石達は、既に神の島のものではない。そのため如何なる不思議も持ち合わせない。水の神と似通った形の生き物も、水を生む力を持たない。だが、ある小さな子神が、この小さな星の、自分と似た姿をした人に知識を与えた。彼らは文明を築き国を作り、言葉を操った。

しかし、人にはこの星は乏しすぎた。そして人は、争いを始めてしまった。ただの水の海は湖と変わらず、今よりも簡単に他の大陸へ渡ることができた。

争い、血が流れ、命が奪われた。

見かねた神々は、海に塩を加え簡単には渡らぬようにした。そして、大地の——一つの国に一つ、祝福を与えた。

この祝福は恩恵と呼ばれ、今もなお、石の星では一国一種あるものだった。国が滅びればその恩恵も消え去り、国が生まれれば祝福が生まれる。

この恩恵は間違いなく、国を支えていた。

…………
以上は創世神話となります!
『箱庭の王太子』は、アラクトの物語ですが、これが終わったら、続きものを書こうと思っています。祝福につながる世界の不思議と、それに巻き込まれる人の話です。もしかしたらカシルとユラも出るかも?

次の投稿は明日です。

今日は気持ちのいい休日ですね!


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