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1週間の近況報告とお礼等々(9/29~10/5)

こんにちは

10月6日 日曜日

半月で構想を……なんて言ってたときがありました。
この一週間、いろいろと考えてきましたが新しい小説の構想が全然浮かばないんですよねえ。そもそも、どんな話を書くかを決めるうえで、テーマだとか、小説に込めるメッセージとかって大切じゃないですか。カクヨムコンでは純文学は一切求められていないので、そこまでテーマやメッセージ性が必要かと言われるとどうなのかなあとは思いますが😅

さて、今週は
❶コンビニ人間
❷羅生門(青空文庫)

二冊です……それくらい、次作のことを考えていたんだけどなあ💧

❶コンビニ人間
第155回芥川賞受賞作ですね。
芥川賞は純文学分野の新人に送られる賞なんだけど、芥川賞の作品って難しいとか、入り込めなかっただとか、自分には合わなかったとか……ネガティブな感想をよく見かけるけれど、それは実は賛辞なんですよね。
なぜなら、純文学というのは娯楽性の高い大衆文学とは対極を成す分野の作品だから。
純文学は比喩やその他の表現、言い回し、言葉の響き、リズムなどの美しさが求められるとともに、大衆受けを捨て、個性を際立たせた物語の中に、読者に問いかけ、何らかの知見や気づきを与えるような小説のことを指します。

「コンビニ人間」では、普通ではないが故に社会に適応できないことを悩む主人公が、マニュアル化されたコンビニ店員という職業に就くことで社会の歯車になることで適応できていると感じるようになります。その後の展開もあるんだけど、全体としては、社会に馴染めない主人公が、不器用ながらも社会に馴染もうとして藻掻く姿と、それに失敗するまでの話です。
主人公ならではの価値観やものの見え方から何かを感じ、想像することを楽しみ、新たな気付きを得ることができます。
どう感じて、何に気づくかは人それぞれですが……複雑化する社会に対応するために、コミュニケーション力がどうこうと言われがちだけれど、マニュアル化された仕事をしているだけなら、本来は職場での人間関係とか必要ないんじゃないかと思ったりもします。普通の人だと思われるために、他人の価値観に合わせて生きようとしなければいけないものなのかと考えさせられたりもします。
こうしていろいろと読者に問いかけ、考えさせられるのが純文学なんだなあと再認識できる作品でした。

❷羅生門
黒沢映画にもなった名作ですね。
コンビニ人間で語り過ぎたので、控えます(笑)

って長くなりましたね、すみません。

さて、BORDERLESSのお話です。

ダンジョン第3層の火山島で刺突漁を楽しんだアオイですが、少し短めに切り上げました。レインボーロブスターを捕まえるシーンを精緻に書くのも楽しいとは思ったのですが、いかんせん前に進まないので😅
基本的に漁師の仕事は「釣り」と「素潜り」の2つで構成されているので、今になって刺突の醍醐味のようなものまで書いたほうが良かったかなあと思ったりしています。
また、こちらは書いていますが、伊勢海老の威嚇音ってかなり大きくて、捕まえてから捌くまでとても背徳感のようなものを感じるんですよね💧

と、いうことで次回は第4層での採掘のお話になりますが、どうなるんでしょうねえ……。


と、最後に★レビューのお礼をしたいと思います。


@Tsumihaさん
@redeyes310さん
ヨミさん
弌さん
@____Kaiさん
@karapitisaikouさん
@AIUEO04158さん

ありがとうございました。

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