第23話ガドウィン家に普通の奴はいないのか
https://kakuyomu.jp/works/16817330661324550082/episodes/168173306622562137 という訳で今回はメルのご家族が一杯出てきた回。
ですので紹介はガドウィン家について。
ガドウィン家はエグシーズ王国七大貴族に数えられる名門で約300年の歴史を持ち、初代ガドウィン卿よりアルバシア地方を統治している一族です。
現当主のヴァサラガは王国軍軍務卿の地位にあり、普段は西方異民族への睨みを効かせています。
王国でも屈指の武人として知られ、ヴァサラガの意見具申は聖王でさえ無視はできないという程。
一方軍人としての才覚は元より、アルバシア地方の発展にも大きく関与する政治家的な側面も持ちます。
ヴァサラガが持つ白銀騎士団は世界有数の規模を誇る精兵達で、白銀騎士団団長は長男ランスロット・ガドウィンが務めます。
非常に忙しい一族でもあるため、ヴァサラガは頻繁に首都へ行くことも多く、また次男シルヴァンに国外遠征を行わせ経験を積ませるなど、子供たち全員立派に育てる子煩悩でもあります。
メルヴィックはそんな環境で育ったために、騎士として誇り高くある性格に育ち、彼は自分を騎士のフィルターで覆うようになりました。
なお、この一族長男だけは出番ありません。合掌。