遡ること昨年12月。カクヨムコン11がスタートし、エンタメ総合部門で『俺が竜を殺せば、戦争は終わるのか?』の連載を開始しました。当時は内容さえしっかりとしていれば、中間選考は通過できると考えていました。
しかし、ネットの情報やカクヨム内のエッセイを読むと、レビューが1000を超えなければ足切りされ、中間選考すら難しいと聞き、読まれないことが作品の選考に直結し、内容すら見てもらえないと絶望しました。
連載を続けながらも、読者選考での数字が伸びないことを受け、色々と考えました。ほとんどの作家さんがされているように、他の書き手さんの作品を読んで、呼び込みをすることも考えました。しかし、それでは原稿に向き合う時間が削られ、本当に勝負したい土俵で戦えないと苦悩する日々が続きました。
読者選考も終了し、あまり伸びないPVに見切りをつけた私は、3月上旬に落選を前提に動くことを決断しました。目を向けたのが電撃小説大賞です。電撃文庫、メディアワークス文庫、電撃の新文芸の三レーベルを擁するこの賞は、Web掲載作品の応募も認められており、カクヨムでの連載と並行して準備できる環境が整っていました。
また、応募期限の4月10日は、カクヨムコンの中間選考結果が判明した後に設定されており、結果次第で判断できる余地がありました。
準備の核となったのは、横書き原稿の縦書きへの全面改稿です。数字表記の統一(漢数字の原則適用、起動シークエンス等の技術描写の扱い)、章・話数の体裁確定、フォント処理など、細部に至るまで作業を進めました。地味で時間のかかる工程でしたが、書籍化を見据えた原稿として仕上げることで、応募のみならず今後の土台になると判断してのことです。
3月11日の近況ノートはまさにこの内容でした。落選を見越した動きであることは伏せましたが、第二巻の連載が止まっていることへの説明責任を果たすためでした。
その後、想定外のことが起きました。
カクヨムコン11の中間選考通過が発表されたのです。大衆受けより独自性で勝負する本作が、読者ランキングではなく編集者・審査員ルートで拾い上げられた可能性が高いと見ています。
喜ばしい結果である一方、これにより電撃小説大賞への今年の応募は断念せざるを得なくなりました。二重投稿の禁止規定に抵触するためです。準備してきた縦書き原稿は、カクヨムコン11の最終選考後の結果次第で第34回以降への応募に活かす予定です。
珍しく長文のノートとなりました。いつも応援してくれている皆様に感謝を込めて。