本作は、日本の歴史と実在した人々を大いに参考にした話となっております。
けど最初に言っておきます。
幕末だからって、坂本龍馬とか西郷さんとかそんな有名人は出てきません。
メインは、神の使いの一族と侠客もとい幕末のヤクザです。
まず創造の塊のような神の使いの一族『白兎』ですが、モデルがいます。
神使いと呼ばれた一族らしいです。
神祇官というのも、造語ではなく古来から存在するれっきとした日本の官職になります。
また、辰次は現代でいうヤクザの息子ですが、彼にもモデルがいます。
この辰次のモデルになった人物はかなり面白い人です。
この方、幕末の時代にやくざなのに武士になって侍大将となり、維新戦争に参加して生き残り、明治になってからは慈善活動をして多くの市民に慕われたという、まさに波瀾万丈な人生を送った人物です。
ここまででおわかりいただけたかと思いますが、このように事実多めのフィクションの物語となります。
とりあえず、実在する地名、名称、団体を多くお借りしてるので、ここで土下座しときます。
ご子孫の方々にも全力で土下座案件だと思うのですが、どこに土下座しに行けばいいのかわかりません。
なんで代わりに、いろんな神社仏閣の神さまたちに拝んで許しをえる方向で行きたいとおもいます。
神の使いと侠客、どうぞ長い目でお付き合いください。
*本作には多くの差別表現や好ましくないセリフがありますが、江戸時代を背景にした物語であるため、表現の一部としてあえて使用しています。