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https://kakuyomu.jp/works/16817330660621993631↓ 266 進化の系譜 その238
https://kakuyomu.jp/works/16817330660621993631/episodes/16818093078796666348※公開されてから読めるようになります。
現在、2024-06-14(金) 12:37です。
第266話です。予約時刻は2024-06-14(金)の20:00となっています。
ずぶぶっ…
突き立てられたのは毒のまみれたダガー。
「ぐっ!?」
肉体は脊髄反射で苦悶の声を上げている…意識が無いので脊髄反射だと思うんだけどどうだろう?
「くっ…クハハハハッ!…殺(と)ったぁっ!」
暗殺者が勝利の雄叫びを上げてるけど…バカなのか? こいつ…そして、念入りに刃をぐりぐりと掻き回し…遅れて血が吹き出してベッドを汚していく…うわぁ…後で洗濯する人のことを考えろよ!…と、痛みも苦しみも感じないあたしはそんなことを思ってたんだけど…
ばん!
〈まっ、マスター!?〉
〈主(あるじ)っ!? 曲者でゴザル! 出会え、出合えおろう!〉
ドアを荒々しく開け放たれた後、まるで時代劇のTVを見てるような感覚で、わらわらと湧いて出てくる近衛騎士団の連中…廊下も他部署陣営で埋め尽くしてるんだけど…暗殺者はというと、既に窓を割ってさっさと脱げ出しててねぇ…残されたトーコ(の死体)は、
〈マスタァーーッ!?〉
…という悲鳴を浴びてて、寝室は悲劇のヒロインに浸っているマリィと女性陣(トーコは名前も知らない女性の家臣(苦笑))たちの金切り声でクソ喧しかった…男性陣の、恐らくは人間の家臣たちが耳を押さえてて迷惑そうにしてるのが印象的だったよ(苦笑)
…ってことで、今日はこの辺で!