『ゆめゆめ恋を怖れるなかれ』の投稿が終わったので、元ネタでも書こうと思います。ネタバレ全開です。
この話を書いたのは3年ほど前ですが、動機は「明るい性格の女の子が暴れ回る百合が書きてえ!」だった気がします。僕が書く少女主人公は根暗・後ろ向き・ネガティブ系ばかりだったので。
なぜ夢魔を題材にしたのかはもう思い出せませんが、「女の子が好きなサキュバスがいてもいんじゃね?」と常々思っていたのは確かなので、そこから生まれたのかもしれません。
主人公の名前を『ユメ』にするのは最初から決めていました。『ゆめゆめ~』というタイトルも結構すんなり決まった記憶。『結女』という漢字は歌手の鈴木結女さんからお借りしました。
『サラ』は、七つの大罪で色欲を司る悪魔アスモデウスが取り憑いたとされる娘の名前から。アスモデウスはサラが結婚するたびに♂を殺しますが、サラ自身には決して手を出さなかったという……。もしアスモデウスが♀だったらこれなんて百合?
ナイトメアの名称であるリリオット、骨女の弥子、ルサルカ、アルバストル、フィリニオン、ヴリコラカス、蟒蛇……等々、全て『萌える! 淫魔事典』という本で読んだ夢魔や淫魔の名前から取りました。
その本に「夢魔は三歳児も孕ませる」という記述があり普通にドン引きしたのですが、「じゃあ子宮なかったら夢魔とか余裕ジャン」という考えに至り、生まれたキャラがサラです。
有次も言っていましたね。「子宮がなければ夢魔に孕まされる心配もない^^」って。そして奴はサラの子宮を摘出しやがったのです。ひでえ。
まぁ半分冗談ですが、夢魔の魅了に対抗する手段として性器の摘出という手段を用いました。
実はこの話の前に書いた長編ラノベでも、ロキタンスキー症候群によって生まれつき子宮が欠損しているというキャラを登場させました。設定使い回し!?
……せっかくだしネタバレしようかとはりきりましたが、言うほどばらすほどのネタがありませんね。
ぶっちゃけ本編の最後のほうは納得いっていないのですが、書き直す気力がもうないので永遠に修正されることはないでしょう。南無三。永遠といえば、エオニアの由来はギリシャ語の『永遠』で、エフィは『悪夢』です。
ユメとサラが双子なのか姉妹なのか、どっちが姉で妹なのか、はたまた他人なのか――その辺りは作中で明言していませんが、まぁいいか。
この話を書いてわかったことは、明るい女の子キャラを主人公にすると物語が進めやすいということです。もう一作のほうはネガティブ系主人公なので、僕の力不足も相俟って話が進まねえ……;;
でも、いつかちゃんと完結させたいです。
もし拙作『ゆめゆめ恋を怖れるなかれ』を最後まで読んでくださった方がおりましたら、感謝感激です。ありがとうございました。
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全く関係ありませんが、サンホラのRevoさんに会ってきました!
記念品を手渡しでいただいて、一言だけですが話もできて……やばかった(笑)