[ヒメバチ1-3-50B-243]
██年ほど前の事だ。人里に出かけた時、道路に█████のエロ同人が転がっていた事があった。
ずいぶん雨に打たれ、踏まれたようでグチャグチャになっていて、エロシーン手前かなってコマが2つ判読できるだけだった。
なかなか無い特異な体験だったので、雨に濡れたアスファルトや、濡れて溶けた紙を見ると、不意に思い出すことがある。
それが異常図書のネタを考えている時にちょうど蘇ったので、これを元に異常図書を組み立てようと考えて制作。
もし、万人にはちょっと見せられないなってページが公道の上に現れて、撤去もできないとなったら、それは結構困るのではないか? というわけで、捨てても捨てても戻ってくる呪いの西洋人形に、ほんのり銀河ヒッチハイクガイドへのリスペクトを込めてこね上げた恐怖玉を、紙面へ丁寧に時間をかけてすり込んだのが、異常図書1349-A-1[ヒメバチ1-3-50B-243]である。