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詩女は蒔いているか、月は消えているか?

先日、よーやっと10年越しにとある映画を観て参りました。
『花の詩女 ゴティックメード』
今年が公開から10年目とのことで各地の東宝系で小屋に掛かっていると聞いて、この機を逃したら次は無いな、と己が寿命と相談の上の大決断。

大決断とは大袈裟な、と失笑が聞こえてきそうですが、実はその東宝系の映画館って、地元には無いんですよ……(´・ω・`)
地元唯一のショッピングモール(擬き)内の映画館(のようなもの)は半年遅れで上映が当たり前で更にはこんなマイナー…ゲフンゲフン…カルトな映画はまず掛かりませんし。
で、一番近い県庁所在地のTOHOシネマズに行くためにはフェリーで海を超えねばならんとです。フェリー代が片道1,900円(車載費込み)×2+映画が1,900円=計5,700円……ってこれ映画観る料金じゃ無ぇし!!

でも原作者のくりす先生(永野護;監督・脚本・デザイン兼任)が「儂の眼の黒いうちは円盤化ダメ!!絶対!!(意訳)」って宣って居られるので、DVDやらBDも買えないし……BD4Kでもアカンってどんだけ……なのでここはBD1枚買ったと思って一大決心した次第。

現地に着いてからも色々あったのですよ。TOHOは初めて行ったので事前に地図を頭に入れてきたにも関わらず見つかんなくてうろうろしてる内に昼の部は時間過ぎちゃうし(´・ω・`)……それでもなんとか昼飯買いに入ったコンビニのお姉さんやら港で客待ちのタクシーのおいちゃんやらに訊ねまくってなんとか夜の部は間に合いました。お忙しい中、道を教えて頂いた皆様に深い感謝を。

よーやっと動くGTMが観られて疲れも吹っ飛びました。
メカの動きやデザインは言うまでも無く、キャラがきちんと原作準拠の絵で動いてるのはやっぱり良いですね。作監の名倉靖博さんが良い仕事してます。この方、自分の世代的には『とんがり帽子のメモル』ですが、後に『源氏物語』で林静一の純和風美女を動かし、『ムーミン』で原作者のヤンソンからお墨付きを頂いた程のレジェンドなので、もう流石と言うしか。
でもって、まりあサン(川村万梨阿;主演声優・劇中歌担当・原作者の嫁)は相変わらずの美声であることよ。でもやっぱ円盤は出して欲しいんだけどなー……デビュー以来のファンとしては……。

フェリーを降りて帰路に就く頃には辺りは真っ暗で月が中天に掛かっておりました。
その翌々日には皆既月食があり、なんか月に縁がある映画だったなーと言う気も。

皆既月食……!? ふふふ、実はこれ、2週間前の話なのです。"先日"=昨日とは限らないのですよ……(おぃ
何故かというと、この2週間というもの年末進行という奴で……_(┐「ε:)_~○
皆様もご多忙の折、お体と心に気を付けてお過ごし下さいませ。生きてこその物種。

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