『戦闘女神セクメト』全話うp完了しました!
舞台は古代エジプトだけどロボットSF小説というトンデモなお話ですが、
皆様に興味を持っていただけるよう、関連する古代エジプトの豆知識をこれから連載していこうと思います。
まず、このお話の舞台となっている古代エジプト第26王朝(サイス朝)、
あまりエジプトものでも取り上げられることほとんどない時代ですが、
新興の大帝国アケネメス朝ペルシアが次々に隣国を滅ぼし、その脅威が今度は自分とこにも迫りつつあるという、幕末ならぬ「古代エジプト末」といった感じのおもしろい時代です。
また、かつての古き良きエジプトの文化に戻ろうという復古活動も起こった、いわばエジプト・ルネッサンスの時代でもあります。
そう! 一言に古代エジプトといっても非常に長い時間であり、各王朝によってぜんぜん性格も違うのです!
ちなみに、多くの人が「古代エジプト」と聞いて思い浮かべるのは、ピラミッドやツタンカーメン、クレオパトラだと思いますが、ピラミッド作ってた頃は古代エジプトの中でもほんと大昔、ツタンカーメンの時代は宗教改革による大混乱期、クレオパトラに到ってはギリシア人…と、ぢつはむしろ特殊な時代だったりします。