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「このすば」の二次創作を読んでくれた皆さんへ(あとがき代わりに)

 どうも、皆さん初めまして。
 このカクヨムで小説を公開させてもらっております、ハニヒロという者です。ここ一ヶ月ちょっとは『このすば』こと『この素晴らしい世界に祝福を!』の二次創作を投稿させて頂いておりました。おそらく、多くの方々がそちらの経由でこのページを見て下さっているのだと思います。

 さて、このたび書いていたシリーズが一段落しましたので、あとがきがてらに少し思い出話を。

 僕が『このすば』と出会ったのは、今から一ヶ月と少し前の話です。つまり、四月の終わり頃・・・・・・アニメの放映が終わって一ヶ月くらい経った頃ということになります。
「どうやら、冬アニメでは『このすば』という作品が人気だったらしい」
 それをネット上の色んな人の反応で知りました。あくまで主観の話でしかありませんが、そのハマっている方々の反応の仕方が随分と「真面目」だったので、自分でもとても気になりました。
 しかも、手に取ってみると『スニーカー文庫』と書いてある。
 スニーカー文庫。
 それは、僕が十代の頃にもっとも熱中していたライトノベルのレーベルです。日常の退屈さを突き破るスタイリッシュな小説群に、少年だった僕はどっぷりと魅了されておりました。
 ただ、時代が変わればカラーも変わっていきます。一番熱中していた頃から徐々にレーベルの傾向が移ろっているのを感じた僕は、やがて波に流されるようにスニーカー文庫を読むのを止めました。
 それがここに来て、たまたま気になった作品が『スニーカー文庫』。
 ちょっとした運命を感じて、試しに一巻だけ購入。

「・・・・・・うおおおおおお! 『このすば』面白れええええ!!」

 と、僕が叫ぶのは時間の問題でした。
 流行り物のテンプレートを用いながら独特のテンポを失っていないストーリー、たまにやり過ぎなのではないかと思うほどのギャグ、そして一癖も二癖もありすぎる主要キャラクター達・・・・・・次の日に書店で全巻購入してきたのは言うまでもありません。

 正直に言えば、二十代になってからはライトノベルにあまり興味がなくなっていました。今のライトノベルは「今の世代」のために、僕が熱中していた時代とは別の面白さを提供するものになったのだと思っていたからです。
 その考えは、あながち間違ってはないのだと今でも思います。
 しかし、それでも「面白いもの」はきちんとあった。
『このすば』の中に、僕は「真面目さ」のようなものを感じました。それはストーリーがギャグだとかシリアスだとかいうレベルを超えた、「関わるに値するもの」とでも言うべき何かです。確かに今の世代を熱中させているものがここにあると、そう感じたのです。

 一巻を読み終わって間もなく、僕は「このすば」の二次創作を書き始めました。
 自分の胸に感じた「関わるに値するもの」は確かにあるのだと、そう証明したかったからかも知れません。

 ・・・・・・なーんて言うと格好いいですけど、本当のところは「人気ある『このすば』の二次創作を書いたら、それなりに読んでくれる人居るんじゃね?」という打算があっただけかも知れません(汗)。
 実際、本当にそれなりの数の人が読んで下さってビックリしています。
 今日のWEB小説の規模からしたらささやかなものですけれど、今まで人生で二桁以上の人数に書いた小説を読んでもらったことのなかった僕にとっては非常に嬉しい経験でした。本当に、二つ目のシリーズで★の数が二桁を超えたときは泣いちゃうかと・・・・・・(笑)。
 思えば、カクヨムという場だからこそ皆さんが目にしてくれたのでしょうね。公式から二次創作のための場が提供されるだなんて、すごい時代になったなぁ・・・・・・

 そんなわけで、この前終了したシリーズをもって、僕の『このすば』の二次創作は一旦、おしまいです。
 この一ヶ月ちょっとの間、カズマやダクネス、アクア、めぐみんらと共に過ごせてとても楽しかったです。原作を読み込んで「こんな台詞を言うかな・・・・・・?」と考えたり、逆に「こう来るのか!?」と持ち前のパワーに振り回されたり、二次創作ならではの感覚が存分に味わえて・・・・・・離れるのがちょっと名残惜しかったりします。
 また次に「よし、書こう!」という衝動が来るときもあると思いますので、そのときは再びよろしくお願いします。
 あ、「こんなのカズマたちじゃねーよ!」と思われた方が居たらすみません(汗)。ちゃんと書けるよう精進します・・・・・・。

 それでは最後になりましたが、『このすば』という素晴らしい作品と作者の暁なつめ先生、三嶋くろね先生、そして二次創作の小説を読んで下さった全ての方にありったけの感謝を!

 またいつかお会いしましょう!


 2016/6/8 ハニヒロ

1件のコメント

  • >ぴこ魔神さん

    どうもありがとうございます!
    書いている途中は「誰も面白いって言ってくれなかったらどうしよう……」という不安でいっぱいだったので、そう言って頂けてとても嬉しいです!

    「このすば」は書いていてすごく楽しいので、書きたい話が浮かんできたらまた書かせて頂きたいと思っています! そのときはまた是非!

    コメントありがとうございました!
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