いよいよ十一月に突入いたしました。
夜になると耳をすませば虫たちの羽音が奏でられる、そんな季節になりました。
今年も余すところ残り二か月。
それに合わせ「奥遠の龍」も残り二か月分を残すのみとなりました。
先月の話で竹千代が誘拐されて、あ、この話知ってる!となった方もいるかもしれません。
織田信長、羽柴秀吉、徳川家康、いわゆる三英傑と呼ばれる者たちがそろそろ表舞台に姿を現してきました。
それに伴い、それまでどこか室町時代であった世界が一気に話が戦国時代になってまいりました。
先月の最後のお話は岡崎城攻防戦のお話でした。
どこの家にも異能の将というのがいるものでして、松平家ではこの内藤甚一郎(正成)という人物が弓の名手としてかなり有名です。
内藤家は代々弓の扱いが巧みな家系だそうですが、この甚一郎はずば抜けていたようですね。
岡崎城といえば、松平家の本城というイメージの方が多いと思います。
新東名の岡崎SAで降りますと、非常に有名なお店が二件あります。
一つは知立名物大あんまきの藤田屋。
もう一つは名古屋名物味噌カツの矢場とん。
知立は安城と刈谷の間にある都市で昔は「池鯉鮒(ちりふ)」と書いていました。
名前からして綺麗な水が豊富そうという印象を受けますね。
ちなみに私は抹茶あんまきが好きです。
(粒あんが苦手なんですよね……)
話が脱線しました。
本題はもう一つの矢場とんの方。
名古屋といえば、味噌は赤だし。
赤だしといえば八丁味噌。
八丁味噌の「八丁」は岡崎城から八丁のところにあった味噌蔵から来ています。
岡崎で赤だしといえば、「カクキュー」さん。
ここのどて煮はかなり美味しいです。
(味付けが強めですが……)
味噌かつのたれなんてのも売っています。
これをスーパーのかつにかけるだけで、何となく矢場とんを食べた気になれるから不思議です。
(味付けが強めですが……)
豊橋のスーパーでカクキューの味噌煮込みうどんを見かけて思わず購入した事がありますけど、これもなかなかに美味しかったですね。
(味付けが強めですが……)
味付けに関しては、気にならない人は全く気にならないと思いますけど、赤だしはかなり人を選ぶと思います。
信州みそや京都の白みそなんかと比べると、少し渋みのようなものを感じる方もいると思います。
(実は私は加工品は大丈夫なのですが味噌汁はかなり苦手にしています)
まずは矢場とんを食べてみて、大丈夫と思ったらぜひカクキューをお試しになってみてください。