というわけで皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
タイトルにもある通り、本日1/13(土)12:00をもって、カクヨムコン9参加作品「悪女を導き案内人、ざまぁ無双と参りましょう!(
https://kakuyomu.jp/works/16817330663900771075)」エピローグの公開、ならびに本編完結いたしました。
ここまで拝読してくださった皆さん、誠にありがとうございました!
長いようで、あっという間の10万文字小説の投稿でした。
終盤、読者の方々からは「悪女アベンジャーズ」と称され、それだけ熱いシーンを見せる事が出来たのかな、なんて嬉しさがあります。
応援、コメント、☆を下さった皆様にも大変感謝です。
このように、悪女無双の本編は完結いたしましたが、近いうちに番外編や幕間、後日談など“おまけ”は幾つか追加していく予定です。
読者選考が2月上旬まであるので、その間に何か上げようかなぁ、と。
まずは、これまで登場してきたキャラクターについての紹介を、近く本作エピソードの「どこか」に挟む予定です。
その時にはまた、こちら近況ノートでお伝えしますね!
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さて、ここからは本編完結後の盛大なネタバレを含む、メインキャラクターの解説に移りたいと思います。
未読の方はご注意ください。
悪女無双のヒロインであり、メインの悪役令嬢であるベリア。
名前からしてもう何となく察していた方もいらっしゃるかと思いますが、彼女の名前の由来はもちろん、悪魔書「ゴエティア」に記されているソロモン72柱の一【ベリアル】から来ています。
悪魔学における序列68番目の悪魔であり、番号順でみればかなり下ですが、実際のその身分は「王」にあたります。めちゃくちゃ偉い御方。
ベリアルは元々、美しい天使だったと言われています。
その前に造られた天使が、ルシファー。悪女無双でいう、あの「魔王」にしてベリアの父親であるルシフェルですね。つまり堕天使なのです。
そんなベリアルについて、Wikipediaの情報によると、
❝燃え上がる戦車に乗り、美しい天使の姿で現れる。地位や敵味方からの助力をもたらし、また、優れた使い魔を与えてくれるとされる。❞
とする一方、
❝召喚者が生贄を捧げないと要求に対して真実を答えようとしない❞
とあります。悪女無双のベリアも、だいぶそれに近い設定ですね。
ちなみに悪女無双のベリアには亡き兄が2人いて、ミカとガウルという名前なんですけども、そちらも元ネタは大天使「ミカエル」と「ガブリエル」。
女神である母・リリスは、アダムとイブが楽園を去る前、厳密にはアダムの最初の奥様「リリス」が元ネタとなっています。
魔王ルシフェルがリリスを「穢れた体」だと罵倒し、拷問するシーンがありましたが、実はそういう裏設定があったわけですね。
(我ながら、ありゃひでぇもんを執筆してしまったものだ…)
というわけで「悪女無双」と「悪魔学ゴエティア」は、絶妙に繋がっています。
第3章に登場したリゲル&ロイ親子のように、下界で暮らしている魔獣達がいれば当然、悪魔学の本も作中の下界に出回りますね。
その悪魔学の本を手に取り、上界のイザコザに気づいたのが、第5章の主役であるソウちゃん。
そんな、章ごとにみんな別々の異世界へと飛ばされ、切り離されているように見えて、実はぜんぶ繋がっていたというお話でございました。
というわけで悪女無双、いかがだったでしょうか?
異世界ファンタジー部門という、中間選考突破なんて一番望み薄なところへのエントリーとなりましたが、まぁ私じしん異世界ファンタジーを書きたかったのだからしょうがないですねw
あとはこのまま、時おり“おまけ”を投稿しながら、ただただ読者選考に臨むしかありません。戦いはみな、平等ということで。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!