@HaLu_

つまりここから、これまでの倍以上のキャッキャウフフが、エロく展開されるわけですな。正座して待ちたいと思います。

一旦の区切りお疲れ様です。

作者様も色々な葛藤がある中、連日更新に近いペースでの投稿は頭が下がる思いでした。非常に楽しい時間を過ごさせて頂きました、ありがとうございます。

後語りとの事なので、此処に今迄の感想を感じた楽しい妄想と一緒に纏めて書くのをご容赦下さい。
ちなみに感想と妄想なので他の方との意見交換は致しませんし、作者様は気にせず物語を綴って下さい。これはあくまでもネタです！

◯世界設定について
　設定が秀逸だと思いました。
元ネタのゲームはありがちな抜きギャルゲーです。が、それも通常のハーレム有りギャルゲーのオマージュ然としていて、何でこの類の主人公はいつも優柔不断なのか、いや選ばなかった娘どうなるのよコレ、って疑問を結ばれなかった娘が鬱エロゲーみたいな破滅展開になるって超強力に皮肉った上で。
　更に一周目はヒロイン達の破滅の道を指咥えて見てるしかない！後で考えるとこの要素、説得力の塊でした。勝手に、良く考えたなコレって興奮したものです（作者様はそんな事考えてないよっ、て言われるかもですが）

　そして作品世界では転生して最強竿役の井伏零央に。って感じで本編に接続となりますが…此処で妄想100%のトンデモ考察のIF展開で申し訳ありません、ですが恐らくこっちの方が本来のゲームの正統ルートとしてはストンとハマる。本来のゲーム2周目以降の世界は宮野楓がプレイヤーに乗っ取られて進んだ物語だったと。井伏零央になった主人公はイレギュラーで本当は宮野楓になっていたのでは？

　これを思いついたのは【ゲームの２周目以降でプレイヤーがやらされてたのはヒロインの攻略というより楓が作った爆弾の処理だった】の一文ですね。
唸りました。他の物語にもぶっ刺さりそうな拡張性にも感心しましたね。
　で、【序盤に弁当を貰った際に「一緒に食べる？」という選択肢を選べばいい。ちなみにこの選択肢は一周目では出てこない。】の一文が腑に落ちる。ゲーム的な要素で出てこない？いやいや、そりゃ出てくる訳がない。この時点の楓では無理です、攻略が上手く行かないのは当たり前です。
だって楓は燈の事を見ていないのだから。２周目以降に言えたのは燈が好きな、燈の事を一番に考えるプレイヤーだったから。一周目に全員ヒロインが去ってBADEND、むしろコレが本来の未来ですね。プレイヤーが乗っ取りをしたからこそ、特定のヒロインの娘と結ばれるという本来あり得ない未来が発生したのではないかと。

◯主人公の宮野楓への擁護について

　作者様が随分悩んでなんやかんやあったトピックなのですが、上記の世界設定を考察してみると主人公が楓を擁護する心境が理解出来なくもないです。要は自分が操作するキャラクターを嫌う事ってありますか？余程変な動きをしなければ許容すると思います。
　あと主人公の隠されていたかもしれない心境としては、このゲームのヒロイン全てが物凄く好きだったのではないかなと。攻略ルートという断片でしかなかったものの、攻略する事で救済するその行動に、楓に相棒的なシンパシーを感じていたのかもしれませんね。もっとも楓の本性については、読み間違えていた可能性が高そうですが。

◯ヒロイン達を囲うハーレム展開について
　主人公はゲームでは、はいはいこのシーンスキップねって軽い感じでやってましたけど、意外と全ヒロインに相当な思い入れがあったのではと。何故か？宮野楓に対する謎の持ち上げが逆説的に証明しているのでは。上に書いた通り相棒的なシンパシーを何故感じたのかは、大好きなヒロイン達を全員ではないが救ってくれたから、これに尽きるのでは。
でも不満もあったはずなのですよね。選ばなかった娘がこんな仕打ちを受けるのは理不尽が過ぎると。加えて宮野楓がもっと上手くやればもうちょっとなんとかなったのでは、という微かな失望でしょうか。で、ゲーム世界の井伏零央に転生した。
相棒的に思っていた宮野楓に幼馴染の水上乃愛を任せて自分が接触しなければ安牌、さて他の娘達はと思案した所で、まず自分の置かれた状況を考える訳ですよ。バリッバリに不良、今迄の行動も悪人、こりゃ駄目だ直接接触してどうこうは無理って。ただ腕っぷしと原作知識でなんとか破滅フラグは裏技的に折れそうだから、折るだけ折って…楓の元に返せば攻略ルートの輝く姿を見せてくれるんじゃないか、それで十分だろ、辺りでしょうかねぇ…当初は。ただ思ったよりもヒロインたちがコンプレックス持ちで危うかった事が想定外だったのではと。そりゃ専用ルートに入らなきゃ破滅するような不安定な娘達です、全力で守らなきゃ大好きだった娘が理不尽な目に。その上、宮野楓はなんかこっちばっかり気にして水上乃愛そっちのけでフラフラしてるし。ここで思ったのでしょうね、何で宮野楓は上手くやれないんだ！頼りない！ゲームでも１人しか幸せに出来なかったじゃないか、もう任せておけないと。
　あとは本編の通りですね。ゲームよりヒロイン達は魅力的だった、隠していたかもしれない気持ちを素直に出して行った、ハーレム展開もむべなるかな。

◯人物の感想
●主人公＆井伏零央
中身は良い人ですよね。気配りも出来て、自身を顧みる事も確りやる。大事な事も外さず熱い心で真っ直ぐです。ヒロイン達との関係も対等なので、お互いに想い合うとても良い関係です。良いぞもっとイチャイチャしろ！
ガワ、the謎。ミステリアスの一言。以前やってた事はロクデナシそのものなのですが、水上乃愛に対する反応が本気で腑に落ちない。なんだろう？楓の反応が退屈でリリースして学校辞めてどっか行くにしても、あっさりし過ぎ。アレか真っ直ぐな愛情向けられるのに慣れてないのかね？？
ただ主人公に乗っ取られてる状況の中で何だかんだで好ましく思ってる節が有りそう。

●水上乃愛
昔太ってた娘。今は豊満系のナイスバディと思われる。楓のアホはノンデリだから、グラビアアイドルみたいな存在に対してデブ呼ばわりするが、今時小学生でもこの類の容姿にそんな事言わないと思う。おっぱい位は言うかもだが。流され易いとは言えども意思の強さはそれなりにある。楓が釣った後に餌をやらなくなった上でコンプレックスでマウントを取るから、やや卑屈の気がある様になった。楓は要らん事しまくった挙げ句NTRて、送られた動画でシコってないで、さっさと乃愛好きプレイヤーと替われ。

●世良燈
わんこ。ギャルゲーには大体棲息しているタイプ。
後輩で女性的なものを感じさせない設定にされていると推察。女の子に見られないのがコンプレックスなのだろうが…ただエロゲー風にカスタマイズされていて、もう既に滅茶苦茶エロくなってる気がする。ハッキリ言うとあと一押しでメスガキサキュバス爆誕するのでは？？？あと、ボーイッシュ、陸女、わんこ後輩キャラという役満NTR存在である。酷い。

●藤田栞
作者様が扱い難いなーと嘆き悲しんでた娘。文武両道、質実剛健、良才賢母といった器量良しの才媛を地で行くパーフェクトガール…の筈が意外な所でポンコツでチョロい娘。中学生で身長が170cmあり、デカ女系の風評と堅苦しいと言われそうな隙の無さで距離を取られそうな事で寂しい思いをしてそうなのがコンプレックスか？
　作者様が扱い難いと言われるものの、世界設定的には無くてはならない存在だと個人的には思います。何せイベントが麻薬打ちっぽい描写の上での強姦。この娘の両親、警察官なんですよ、栞自慢の。もうね…世を儚んでも仕方ない。なので井伏零央は何が何でもイベントのフラグ折りに掛かるし、万が一も無いように手放さないのは理解出来ます。この娘の存在があるからこそハーレムへの葛藤と本当に大事だった事の自覚が成ったと思います。役回り的にもハーレムの否定と肯定を描き出すのは、この娘居ないと無理ですわ。

●木下七海
　設定の煮凝。この娘が居たからこそ、こんなクソみたいな感想を書こうと思いましたまる【七海のイベントだけ考察要素が多すぎる！七海が好きなオタクはこういうのも好きだってか！？その通りだけど！！それを見透かされてるのが余計に腹立つ！！！】の一文はこんな駄文書いても許されるかなって決心した名文(許されてない)
　この作品の凄いと個人的に思っていた所の一つが、第17話の辿り着いてしまった真実ですね。コメント欄の悲鳴に共感しかなかった…
　オタクの夢の理想みたいな存在なのに、最も光り輝く姿が雄として敵わない存在に委ねないと見られないって…ダークマターみたいな鬼設定、ゲーム製作者人の心がないんか。ただ考察を進めないと真実に辿り着けない罠あり。零央の中身も騙されてた。コンプレックスは素直に自分に自信がないですね。
結構ガッツがあって、好きな事には突撃して行くオタク女子の鏡。そら容姿を整えて社交性を学べばダイヤモンドの原石宜しく磨けば一気に光りますわ。
あとおっぱいが大きい。プールでは幼気な子供の脳を焼き、とんでもない性癖に歪めてしまった罪深き女でもある。

●宮野楓
　ゲームの主人公。高顔面偏差値、陽キャ、それなり以上の運動能力は持ってると思わしき高スペック存在。多分それなりに勉強も出来るとは思うが、頭が良さそうに見えない作中の描かれ方よ。性格は有り余る高スペックゴリ押しの為に、増長やむなし状態で一周目スタートと思われる。規定路線は全滅BadEnd。人の痛みも挫折も知らないんだから軌道修正出来るはずもなく。多分プレイヤーに乗っ取られてラジコンになったから、一人の娘に目を向けるようになったんじゃねって思いました。爆弾作りまくってたし、お前の存在がヒロイン達のコンプレックスにぶっ刺さったので後の大惨事になったと。心が無いからフォローしないからねーコイツ。因みにコメ欄で推察されていた妹の桜関連のBadEndが何故無いのかは、ソフ倫的な配慮で消された可能性を自分は押します。

●宮野桜
　結構なヘイトを稼いでた、この娘ですが、恐らく一周目は藤田栞並みに酷い目にあってそうな…
楓を自慢のお兄ちゃん言ってたのと、幼少期からあの高スペックにグイグイ引っ張られる生活から鑑みるに、過去は引っ込み思案だったと推察。もしかすると無意識の幼心に父親に捨てられた母と自分の価値を低く見積もってしまうトラウマでもあるのかも。なので守ってくれそうな逞しい父性に引っ張ってもらう事に喜びを感じるのがドMの始まりかもしれない。始めは楓がその対象に入っていたと思われるが、どうもノンデリの無神経のアレはおざなり対応連発して、微妙に対象から外れた気がした所で、本編では気配りの出来る零央に掻っ攫われそうになってた。
問題は一周目。妹じゃないってのを聞かされてないので、その類のシーンは無しの筈…が、しかしこの制作会社の事だから七海同様、妙な設定練って隠してる可能性考えると…水上乃愛に振られた自暴自棄、桜に宥められた所でヤケを起こして、Let'sGo近親相姦、家庭内性暴力、逆らえない事を良い事にやりたい放題やってると見ますが、こんなの倫理審査通る訳が無いので全カット！不自然にHappyEndしかありませんよHaHaHa！にしか思えませんでした。なので楓一周目は全破滅ENDを自分は強く押します。因みに二周目以降はプレイヤーに乗っ取られて確り桜の事だけ見てくれてる上に、有り余る高スペックと昔の思い出補正、兄妹として過ごして来た親密さに加え、更に駄目押しで血の繋がり無しという、くっつかない方が逆に難しい、約束された勝利剣みたいな鉄板演出になるのでそりゃHappyEndでしょうよと。
あと体的には刺激のセキュリティホールがあるようなものなので、他の娘より籠絡されやすく心配ですね。一周目で良いようにされていたとしたら、それを突かれていたかもですね。