今回の近況ノートの内容はサポーター様向けのお返しについてです。
色々と考えましたがズバリ。ヒロイン達の個別ストーリーをメインにする予定です。
中身については検討中です。本編の裏話にするか、それとも新規の話にするか。はたまたその両方か。ちなみに今のところは両方です。こちらもご意見があれば参考にしたいと思います。
裏話回はその話を投稿した少し後にこちらにもあげたいと思います。少し本編寄りのシリアスだったり、ちょっとムフフな事が起こるかもしれません。
新規回は私がふと思い付いた時に突然あがると思います。こちらは基本的にゆるふわの日常の予定です。メインはこっちになると思います。
というわけでここからはサポーター様向けのお話を少しだけ載せておきたいと思います。
時系列としては5話と6話の間です。なのでネタバレ注意です。
それと少し……ムフフです。
ではどうぞ。
―ボクのセンパイ―
6月17日月曜日の夜。ボクは悩んでいた。
「どうしよう……お兄さんにビンタしちゃった……絶対怒ってたよね……」
ボクの事を心配して、あんなに必死になって探してくれたお兄さんの事をボクはおもいっきりビンタしてしまった。
あの時のお兄さんの顔は忘れられない。すごくビックリしてて、なんだか怒られる気がして、すぐにその場から逃げてしまった。
「でもでもでも!お兄さんも悪いよね!あの先輩の事を悪く言うし!それになんだよ桜が悲しむって!お兄さんは悲しんでくれないの!」
分かってた。お兄さんは妹であり、ボクの友人の桜の事が大事だって。そりゃ家族だもん。
でもさ。もうちょっとボクのことも見てくれても良いと思うんだ。
だってあの先輩が助けてくれなかったらボクは今頃………
『二度とすんじゃねぇぞ。そんな変なことしなくてもお前は充分女の子っぽいし、ちゃんとかわいいからよ』
「…………ッ~~!!」
あの先輩もなんなのさ!急に変なこと言ってきて!ボクなんかが女の子っぽいわけないじゃん!どうせ誰にでも言ってるもん!見た目チャラチャラしてるし!
『だからその『ボクなんか』ってのやめろ。自信持て。充分かわいい。真っ正面からいけば宮野だってイチコロだ』
「あーーーもう!先回りしてこないでよ!!」
「こら燈!さっきからうるさいよ!早く寝なさい!」
自室でバタバタと悶えていると、お母さんから注意されてしまった。思春期なんだからこれくらい許してほしい。
『お前みたいな女子にアタックされて気にならない男子なんていねぇよ』
「……どうせお世辞じゃん」
褒められ、浮かれていたがあんなのウソに決まってる。その証拠にあの先輩もボクの事なんて眼中になかったし。
それなのに…………
「…………あんな真剣な顔で……かわいいとか……言わないでよ…」
お兄さんは言ってくれなかった言葉。お兄さんはボクの事を頼りになるとか、カッコいいとか、そんな言葉ばっかり。
もちろんそれも嬉しかったけど、ボクだって思春期の女の子なんだよ。
「ぁ…………んぅ……」
良くないことだってのは分かってる。ボクはお兄さんが好きなはずなのに。好きだったはずなのに。
指が………止まらない……あの人の声が……ずっと欲しかった言葉が…耳に残って離れてくれない……
「せん……ぱい…ッ…………」
変な気持ち……こんなの…………絶対にダメ…止めなきゃ……いけないのに…………
そう考えると……余計に…………ッ
おっと危ない危ない書きすぎましたね。
一応の注意事項なのですが、ムフフ回でも直接的な描写はガイドライン的にNGなので行いません。あくまでそれっぽいという匂わせだけです。
それと投稿は前述した通りに基本的には新規の日常回がメインになると思います。
ムフフ回や真面目回の場合はタイトルに記載することにします。なので苦手な人はお気をつけください。
今回はこういう話も見れるかもしれませんよ。という宣伝です。
また、リクエスト等がございましたらこのノートにコメントしていってください。
では、よろしくお願いいたします。