蒼太達の年明け
「ぴ、ぴょん、ぴょん。ど、どうでしょうか? 蒼太君」
「ちょ、まっ、か、格好。凄い格好になってるから。う、上着着てくれ」
「うぅ……やっ、やっぱり似合わないでしょうか?」
「に、似合う、似合ってる……というか。し、刺激が強すぎるから。……ほ、他の人の前ではこんな格好するなよ」
「……そ、蒼太君の前でしかしません!」
海流達の年明け
「ぴょんぴょん。ど、どう? 関係ないけど兎って年中発情期らしいわよ」
「俺の貞操に関係があるな。さっさと服着て寝ろ」
「か、カイリ君。私のはどうかな。……と、特に尻尾の所見て欲しいんだけど」
「さっさと寝ろド変態兎が」
「んっっっっ」
『ありがとうございます!』
『バニーコスしてて良かった……』
「ここにもド変態しか居ねえじゃねえか」
佳音達の年明け
「ぴょんぴょん。ど、どうかなっ! か、可愛い?」
「ぴ、ぴょんぴょん。……う、うぅ。恥ずかしいわね」
「ぴょん。……えいっ」
「ちょっと待ってくれ、空。上に乗らないで。さ、三人とも似合ってるから」
「……今日、お父さんとお母さん。初詣言ってからお泊まりデートしてくるって言ってた」
「あ、あはは……私達に気を使ってくれてるみたいね」
「でも時間がたっぷりある訳じゃないから。……覚悟してね? 佳音」
「……が、頑張ります」
みーちゃん達の年明け
「ぴょんぴょんぴょんぴょん」
「やめろ。跨って跳ねるな」
「じゃあ私はお兄ちゃんの顔に跨ってぴょんぴょんするね!」
「やめろ! 絵面がとんでもねえ事になるから!」
「いやもう絵面凄いけどね。なんでこれで童貞なのかな、未来君は」
「……うぅ。恥ずかしいです」
「アウッ」
「あ、未来君が最推しのバニーコス見て気絶しかけた。……今ならぺろぺろしても良いかな」
「ダメに決まってるだろ」
「あ、復活した。……てか恥ずいんだけど。私そんなおっきくないし」
「大きさじゃないさー。……わ、私も恥ずかしいんだけどね」
「ふわぁ……早く未来さんの所で眠りたいですぅ」
「ここだけ文章量おかしくない? ねえ? 眼福なんだけどSAN値がピンチだから早く着替えない?」
「ここで1d20のサイコロを振ります……一時的発情だね」
「発狂させろ」
水音達の年明け
「……ぴょんぴょん。どうかな? 水音」
「す、すごく可愛いと思う。……しかし。視線のやり場に困るというか。……その」
「ふふ。良かった。初めてバニーコスなんてしたから。……ここも。元気そうで良かった」
「ちょ、まっ。い、いきなりか? まだ年明けて五分も経ってないぞ」
「……嫌?私はもう。……いつでも準備万端だけど」
「ぐっ……」
「ね、水音。……姫始め、しよ?」
「……初日の出までには終わらせるぞ」