幽霊を信じたがる探偵・久世透。
その相棒は、スマートフォンの中にいるAI――レイ。
レイは幽霊を認めない。
午前二時十三分、壁の向こうから聞こえる三回のノック。
誰もいない部屋からの着信。
鏡の中だけに現れる女。
誰も乗っていないエレベーター。
透が持ち込む怪異を、レイは記録とデータから容赦なく否定していく。
音には原因がある。
写真には理由がある。
記録されたものには、説明がある。
――少なくとも、そのはずだった。
少し怖くて、少し笑えて、最後に小さな謎が残る。
探偵とAIの現代怪異ミステリー。
短編バージョンと整理して再構築した長編バージョンがあります
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