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読書呟き

先日から古典部シリーズ「氷菓」を読んでいます。氷菓はアニメで知って小説も読んでいましたが、今読んでも面白い。

その時の千反田えるの容姿や雰囲気を描写するシーンが今読むとなかなか上手く表現していて、顔のつくり、髪型、体型を事細かに説明するのではなくあくまでそれらを語り部の印象として千反田えるの見た目を表現していました。

それが不自然ではなく、テンポを崩さずに自然に千反田えるというキャラクターをイメージさせるので、なかなか勉強になる。以前はキャラクターは個性が大事だから容姿の描写はいらないと思っていましたが、それは今まで読んでいた本の描写が退屈だったからであって、こういう書き方なら読者を白けさせないと思いました。

小説は同じ本でも何回でも読んでいいし、その度に以前理解できなかったもの、読み飛ばしていたものを再度理解できるので読書は続けた方がいいですね。特に私はセンスがないので、どうしても読書をしないと下手になるばかりです。

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