• 二次創作

「乾いた大地に潤いを」シリーズの補足?

 はじめまして、「乾いた大地に潤いを」シリーズの作者の赦那と申します。
 読者の皆様、一度でもこの作品に目を通して下さり有難うございます。
 反応がある度に密かに喜んでおります。
 ここでどんなことを言ったらいいのか分からないので拙くなるかもしれませんが、ご了承ください。

 今回は主人公の名前の由来(的なもの)について説明しようかと思います。
 長くなると思うので、途中で飽きてしまったらすみません。

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 まず、「乾露」の乾の字は単純に「かわく」という意味を持つ漢字です。
 裏社会を知って心が少しだけ荒んだ主人公の内面を表す意味があります。
 他にも「かわく」という字には「渇く」という字をあてることもできます。
 この渇くには「渇望」や「飢渇」など、『とにかく何かを求めるけれどその何かがどこにも無いので、不毛に求め続ける』という意味があると自己解釈しました。
 ここから「家族である兄弟の愛を求めながら、その輪に自分の存在がある事を許容することができない」主人公の性質を表しました。
 

 次の露の字は単純に谷崎さんの「潤一郎」という名前に水にまつわる感じがあったので、同じような由来を持つ漢字をあてたらこの字になりました。
 あと、この露の字には「恵みの雨の元」みたいな自己解釈をぶっ込みました。
 大地が潤うにはそれに見合うだけの量の雨がいる。
 そしてその元になる水分が必要になる。
 この解釈から、
 『涙を流しきって乾いて渇いて仕方ない彼の心に唯一無二の救いの雨を恵んでやれるのは、彼に最も近い片割れである「潤」の字を持つ彼だけ。』
 という暗示的意味を込めました!
 

 最後にこの名前の最も単純にして核心的な意味は「乾いた露」です。
 きっと、読者の皆さんは聞いたことがないでしょう。(あったらごめんなさい)
 作者は聞いたことがありません。
 乾いた露は水素原子にすらなれない。
 だってそもそも水ではないし、存在すらしないから。
 ここから
 『乾いた露なんて物理的に存在しない』=『文豪ストレイドッグスに元々存在しない人物』
 という意味を込めました。

(あと乾燥と水という矛盾を併せ持っていることが、ぼんやりと形だけできていた主人公の性格を表すのにピッタリすぎたんです……。)

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 こんな感じで、インスピレーションだらけの個人の感覚でつけました。
 ものすごく言葉足らずで理解できない部分もあるかもしれませんが、個人的に愛着のあるキャラだし色々考えながら書いてるので「これを読んで理解を深めてもらえたらなぁ」と思いながら書きました。

 また気が向いたら近況ノート書くかもしれないです。
 それでは、また。

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