カラーは単行本版には収録されない説を聞いたんで慌てて買いました。
一ページ目。から四ページ目。
アハァーーーーそうーーーきたかーーーー!! となってからのこのオチ!! 返せ!!俺の喜びを返せぇーーーーーーーーッ!!
古泉君はそうかーー。そっちと付き合ったかーーーー。エスパー同士か……そうか……そうなのか……ハルヒ……。
からの! からのぉォーー!
いやぁこれはヤバイわ。感情が乱れまくる。
オンリーロンリーグローリーって歌がバンプオブチキンにあるんですけども、
最果てから声がする/選ばれなかった名前を 呼び続けてる光がある
という歌詞が、マジで消失だと思ってたんですけどマジで消失で、ほんと完全に長門有希ちゃんの消失……ほんとうに消失だこれ……アバババーッ!
はぁーーーーーー。
原作涼宮ハルヒの消失とはどんな物語であったかというと、
・長門有希にはキョンに対する恋心がある
・(おそらく)長門有希はプライマリ・デバイスであるが故に、十全なコミュニケーション能力を付与されていないし、自分の感情を理解することも困難である
という前提があって、「蓄積したエラー」をなんとかするために必死で行動した、という話なわけです。もうこの時点で泣けますよね?
で、長門有希は、エラーを解消することはなんとかできたわけですが、「適切に」それができていないわけです。
本当は長門有希は、シンプルに、「涼宮ハルヒ」と「長門有希」のどちらを選ぶのか?
それだけ尋ねれば良かったんです。でも、わけわかんなくなっちゃったんですかね?
「スーパーパワーを持たない涼宮ハルヒ」と、「宇宙人属性を持たない長門有希」のどっちを選ぶか、という問いにすり替えてしまったわけです。宇宙人属性に引け目があったのかもしれません。10年後に自立的に活動している保証がないことが、怖かったのかもしれません(泣ける)。
そしてその問いを、キョンは「スーパーパワーのない涼宮ハルヒ」と「スーパーパワーのある涼宮ハルヒ」のどっちを選ぶのか? と解してしまったわけですね。
このクソバカヤロー!
タコはおめーの方だ! どこどこどこどこおめーは太鼓かほんとによー!!!!!!
ただまあ長門にも非はあります。あるんです。やっぱ人間、そういうことは直に聞かないとダメなんです。そういう意味で、長門有希が提示した選択肢には誤りがあったと言えましょう。一般に、誤った選択肢が提示されると人は誤るしかありません。それが世の常というものです。
また、キョンがハルヒ好きすぎ問題もあります。
「なんてこった。俺はハルヒに会いたかった」
お前あんだけ長門といちゃついた後によくそんなこと思えるな。でもそう思うということはそれだけ愛が深いんですね。それはすごいけど、すごく辛いことですね。
しかし。
しかしです。
キョンはさすが主人公でした。
キョンは誤った選択肢を誤って答えた、<<結果>>、正しい答えを導き出しているわけです。
「俺は前のお前がスキなんだ」
そして劇場版のラスト、「ゆき」。
選ばれなかった名前を呼び続けてる光がある。
そんな感じになって、だから、ある意味で願いは叶っているわけですね。このうえなく悲しい形で。でも叶ってる。一般的に、叶うはずのない願いが叶うことを奇跡と呼びます。だからこれは奇跡の話なんですね。奇跡の話が面白くないわけありますか? ないですね?
で、その世界で果たされなかった、選ばれなかった名前を選んだ話が長門有希ちゃんの消失であるわけですな。
これはほんとに呪いを解く物語ですよね。この世界線が存在するだけで生きていける。そんな感じになります。
ちなみに、長門有希がしたのは
「図書館でカードを作ってくれたこと」という「過去」と、「夜の校庭で文字を書いた」という「過去」のどちらを選ぶのか、という問いかけであると考え、だからこれはどっちもほんとうにあったこと、なのに、前者を偽りの過去扱いするのが辛すぎるということに呪われている人も目撃しました。それも解呪されてるので良かったですね。
しかし「涼宮ハルヒの」ルートで、「選ばれなかった」名前同士ーーつまり古泉君と長門有希ーーがお互いの名前を呼び合うという線も俺は捨てきれてないですね。これはこれでいいよねーー誰か書いてくんないかなーーー!!
長門有希が統合情報思念体のところに戻ろうとするのを食い止めるのは古泉君でほぼ確定やないですか。
そんで、「途中までギャグだったのに最後だけホラー」はダメってことになってますよね。
そうすっと、「一度だけ機関を裏切って あなたに味方します」という展開自体、発生して欲しくないですよね。
この時、このフラグを回収しつつギャグを保つ道を俺は見出してるんです。
どうするか?
長門有希はTFEI端末で、機関にはおそらくTFEI及び未来人勢力と個人的に親交を結ぶことを禁ずるルールがあります。ありそうですよねいかにも。
キョン君はそのルールを破ること、を提示するわけですね。
長門有希に惹かれていく自分に苦悩する古泉君に、「やっちまえ」と焚きつけるわけですな。
「しかし、『機関』に属する身としては」とかぐだぐだ言う古泉君に、
「あの約束を覚えているか?」と告げるわけですね。さすがー主人公ーーーー!!
北海道は明日七夕なんで、この願いを短冊に書きますね。書ききれるかなー?