「知り合いに隠匿の魔法を得意とする闇の子がいまして。はむ……その方の気配に似ていたので」
『円卓の暗炎』、第2話『熊を屠った男ベルナール』においてリリーがこのように発言しますが、リリーが話していた“闇の子”とはケルト神話の冥府の神テウタテスのことであり、
また闇の子と言う表現から私の別の作品の『黒骨の騎士と運命の子』より、フォンザー・ベルエフェを匂わせています。
世界観が近い場合、その世界で対応するキャラを別作品から持ち出す手法は私はしょっちゅうやるので、「もしかしたらこれあの子かも?」と想像しながら読むと楽しいかもしれません。