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リオン・ルージュ完結

ついに完結しました。
最後まで読んでくださった皆様、誠にありがとうございました。

小説を書くのは初めてだったので、果たして最後まで書き上げられるのか心配でしたが、なんとか書き終えることができました。

カクヨムに連載を始めてから2か月ほどですが、実は構想段階から数えると、完成まで2年ほどかかっております。

書き始めたきっかけは、世界史が好きなのでそれを題材にした小説を書きたい。そう思った時に真っ先に思い浮かんだのがワーテルローの戦いでした。

最初はストレートにナポレオンを主人公にした物語を考えていたのですが、資料を調べていくうちにミシェル・ネイの格好良さに惹かれていき、この人の物語を書きたいと思うようになりました。

歴史小説という事で、一番苦労したのは史実と創作のバランスをどう取るかでした。
史実と異なることを書くと歴史に詳しい方々からお叱りを受けるのではという不安から、初めは史実に忠実に書いていましたが、やはりそれでは書いていて面白くありませんでした。
書いて面白くないものは読んでも面白くないだろうという事で、だんだん創作の部分を増やしていきました。そのため、後半に行くほど創作の割合が大きくなっています。
おかげでロスチャイルドは随分悪役になってしまいましたが。

ところで、私は銀河英雄伝説の大ファンなので、リオン・ルージュを書くにあたっても登場人物を銀英伝のキャラと重ね合わせていました。
ナポレオンはもちろんラインハルト、ウェリントンはヤン・ウェンリー、ネイは基本はビッテンフェルトですがミッターマイヤー的要素もありますね。
ちなみにウーグモン農場に突入したルグロス少尉はオフレッサーをイメージしています。本人は、いやシェーンコップにしてくれと言うかもしれませんが(^-^)

最後に、リオン・ルージュを執筆するにあたっては下記の文献のほか。各種Webサイトを参考にしました。
『ワーテルロー戦役』 アルバート・A.ノフィ 著, 諸岡 良史 翻訳 コイノニア社
『ナポレオンの元帥たち フランス帝国の群雄伝』 エミール・ブカーリ 著, 小牧 大介 訳 新紀元社
『ナポレオン自伝』 アンドレ マルロー 著, 小宮 正弘 訳 朝日新聞社
『ウェリントンの将軍たち ナポレオン戦争の覇者』 マイケル・バーソープ 著, 堀 和子 訳 新紀元社
『国債の歴史』 富田 俊基 東洋経済新報社
『ロスチャイルド家』 横山 三四郎 講談社現代新書
『A Sketch of the Life of Georgiana, Lady de Ros』 Blanche Arthur Georgina Swinton
『Trial of Marshal Ney, Prince of Moskowa』

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