『転生錬金少女のスローライフ』書籍化、第一巻、第二巻発売中。コミカライズ企画進行中! もう読むものがなくなったと錯覚するくらいWeb小説の読み専をしていましたが、ふとした思いつきでiPhoneのメモ帳で自分も小説を書いてみたところ、読んでいる時と同じかそれ以上にファンタジー世界に没入できることに気が付きました。 そこで比較的マイルドな読者が多いというカクヨムにて、趣味の範囲で女主人公ハイファンをメインにチマチマと投稿をはじめた、ごく普通の一般人です。 ペンネームの読みは夜想庭園(やそうていえん)です。夜中に考えて文字に落とすからですね。
ボチボチ更新していきます。 メンタル、豆腐ですのであまりディスらないでください。
春は素晴らしい。 鼻孔をくすぐる沈丁花の香りに弾む君の笑顔を、桜が讃える。 夏が待ち遠しい。 僕の名を呼ぶ君の声に、蝉時雨も蚊帳の外へと消える。 秋が待ちきれない。茜色の空を眺める君は灯火のように儚く、美しい。 冬は 「お前、何気持ち悪い文章書いてんの?」 はんじょう!? え、どうして?いつの間に? 「いや、ここ楽屋だろ。台本読んでんのかと思ったら気持ち悪りぃ。春だの夏だの、お前引きこもってるから分かんねえだろ。」 はんじょう、それは文学に対する冒涜だよ。 「好きな子でも出来たのかよ。」 そ、それは。 「まぁいいや。ほら、リハーサルの時間だから行くぞ。」 楽屋から去る背中に言葉は出ず、溜め息と共に紙は丸めて窓から投げ捨てた。 春風に乗り紙屑は青空を舞う。 2人の恋の行方は、捨てられた紙屑はどこへ向かうのか。 おにやの本当の気持ちを唯一知る紙屑にもその行方は分からない。 冬は忘れない。はんじょう、君が産まれた季節だ。
はじめまして。四辻いそらと申します。 執筆初心者ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。 <略歴> ・2021年12月、暇つぶしになればと唐突に執筆活動を開始。 ・右も左も分からないまま投稿を続けていたところ、第七回カクヨムコンで特別賞・ComicWalker漫画賞を受賞。 ・2023年春頃にKADOKAWA様からデビュー予定。 ラノベやアニメを一度も見たことがなく、Web小説もほどんど読んだ経験がございません。 そのため、所謂『王道的な展開』というモノを正確に把握しておらず、自身の文章がちゃんとした小説の体をなしているのか、自信のないまま日々執筆に勤しんでおります。 社会人のため投稿頻度は低めですが、のんびりとお付き合いいただければ幸甚でございます。
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