こんにちは。
溺愛コンテスト参加作品である、
『見た目幼女の悪役令嬢は、コワカワ皇太子の腕の中。』
が、とりあえず完結いたしました。
お読みくださり、ありがとうございました!
6万字までの中編コンテストなので、中途半端な場所になってしまい、すみません!
またぽちぽち続きを書けたらなと思っています。
近況ノートでもX(旧Twitter)でも何度もつぶやきましたが、こちらの作品、ノープラン・ノープロットの書き下ろしでした(しつこい)。
最初は何か溺愛もの書いてみようかな、と3万字くらいお仕事令嬢をベースに書いてみたのですが、全くしっくりこず。
参加は見合わせようと思っていました。
その代わり、参加されている皆様の作品を読み「すごいなぁ……」と楽しむ側に。
速読速筆が私の唯一の強みなわけですが、書けない期間というのは実はあまり経験がなくて。
脳内ベルトコンベアの上を文字の山がゴンゴン送られてくるのに、どこかでスタックして不良在庫が溜まるような感覚になりました。
――うん。やべぇな。
不健全すぎる。んじゃもうとにかく、なんか書いちゃえ!
で、生まれたのがこちらの作品になります。まじめに取り組んでいる皆様には大変申し訳なく。イラっとされたらごめんなさい。本当に。
溺愛っていう言葉は、私の中では『親が子に対してするもの』でした。
恋人を溺愛するってニュアンスが、実はあまりよく分からない。弱点も汚点も見えなくなるぐらい、無条件で溺れるぐらいに異性を愛す、という感覚が私にはないんです。
お互いにここは大好き、ここはちょっと直して欲しいみたいに話し合いつつ絆を深めるタイプなので……めんどくさいですね、すみません。
昨今のタイトルを見てみると「なぜか溺愛されました」が流行みたいですが、私には分からないから、書けない。愛の理由を追い求めて定義しないと気が済まなくて、無自覚溺愛は無理だなと。
なら、幼児にしちゃえ~(安直)
恋愛のコンテストなのに「ヒロインが幼児の時点でナイやろ」てエンゾが笑ってますが、うん。いいんです。
文字デトックス。
私は私のヘキを詰め込んだ、関西弁の侍従を思いっきり書けて、大満足です。エンゾ大好き。もっと活躍させたかった。まーじで強いのにね。近衛騎士と小競り合いとかして欲しかった文字数。ほぼスキップしかさせてなくてごめんな。
そんな本作品ですが、みなさんがほっこり笑って、楽しいなって思っていただけたら、これほど幸せなことはないです。
最後に。
魔法が解けることはありますの? と尋ねたユリアーナに、時の魔女は言いました(二話にて)。
「解いて欲しいと強く願ったら、ね」
――魔法が解ける瞬間を夢見て。とりあえずは、ここまでです。
ありがとうございました!!