僕はいわゆる「無能キャラ」(敵味方関係なく)が嫌いです。
なぜか、と聞かれれば簡潔に「納得できないから」です。
世の中の多くの物語にはこういう無能とか戦犯と呼ばれてしまうキャラがいると思うんですが、ほとんどの場合「ここでこいつがミスしなければこの展開が見せられない」といった理由で半ば無理やりキャラを動かしているような印象を受けます。
納得できる理由でミスしたならいいんです。
でも、大体の無能キャラのミスは短慮や油断によって引き起こされている…ような気がするんですがいかがでしょう?(ちょっと自信ない)
基本的にこういう理由のミスで展開を作ろうとすると「それはないでしょ~」みたいな感じで読者の方々の熱を冷ましてしまう恐れがあるので、一応僕はそういったキャラを作らないように心がけてます。出来てるかは別ですが。
前置きが長くなりました。ここからが本題です。
その対極にある、「有能キャラ」の書き方、これを僕は学びたいんです。
でもやっぱり作者が僕である以上僕より賢い人間を書くのは難しいし、なにより有能すぎてもチート感が出ちゃって物語の緊張感が緩んできちゃいそうで…
今僕が書いている「或る大学生の英雄譚」(
https://kakuyomu.jp/works/16817330653910801651 ぜひ読んでみてください!!)という小説ではこの後警察の方々を登場させようとしてるんですが、警察の人たちってほぼ確実に僕より賢いと思うので、「この人たちならどう判断してどんな選択をするんだろう…」みたいなことを悩みに悩みまくって書いています。
賢い人間や有能な人間の描き方、そこにどう納得感を持たせるか、キャラクターを作るのってやっぱり難しいですね…