vsダー○ライ
メディアワークス文庫さんのコンテストに応募しているTGXなんですが、今日が応募受付〆切らしいのでネタバレにならない程度の裏話を書きます。
超初期はTGXとこれまでの一連の作品(パーフェクションまで)の世界は完全に切り離そうと考えていました。現行バージョンでは導入部に宮城創(ピリオド)が配置されていますが、超初期ではそれすらない。
現行バージョンのプロットを作成するにあたって、どうしても「自分の根底にこびりついて離れない10年以上継ぎ足しながら創り上げられた自分の世界観」を引き剥がしきれなかった。10万文字でキレイにオチをつけるにあたって、既存の世界観を活かしたほうがはるかに執筆しやすかったんですよね。これは反省会の内容と重複しますが、最初から最後まで真っ当な“異世界ファンタジー”にしたかったなー。
今後書くかもしれないSeason0やSeason3では完全にさよならします。カイリちゃん周りの話はSeason2で解決しているしね。
元々はシイナ(理玖)が主人公として想定されていた話は理玖のステータス開示で書きましたね?
その頃の超初期のプロットと現行バージョンを見比べていきましょー!
『』の部分が超初期のプロットからの引用です。
まず仮タイトルが、
『明日の公式大会に出場しないといけないからって帰ろうとする勇者を引き留めて理想郷を救っていただく』
でした。
長い。
今のほうがシンプルですね。
今のに合わせるとしたら『TGX・トンチキ勇者』ぐらいになるかも。
キャッチコピーっぽいものが、
『最高の天職を得た弱者vs超攻撃型撃ち合い猛者vs宇宙からやってきた侵略者』
です。
長すぎて入らないと思います。
ここの弱者がカイリに該当し、猛者が理玖ですね。
この時はシイナ呼びではなく理玖呼びでした。
IGNもそのままリクだった気がするけど、リクとカイリだとキンハになるのでやめました。
この時は『侵略者』って書いてあるように、ラスボスは宇宙からやってきた侵略者に設定されていました。
異世界ファンタジーなのにSF要素です。
恐ろしいですね。
まあ、侵略者ってところの設定は短編の「ピリオドのお仕事」でサルベージしましたわね。
昔からアンゴルモアがどうのこうのって話が好きなんですよ。
『オレがいないとリザーブいないから終わりなんだけど
一応コーチはいるけど出ても勝てねえ』
どうしても帰りたい要素です。
ここは現行バージョンと変わりませんね。
『ボイチャ音割れするけど近距離ファイト最強男
・18歳 高校3年生
・九重理玖(ここのえ りく)
・声がデカい
・会ってみるとコミュ障。ゲームで性格変わるタイプ。
・親にゲームは反対されているので説得に行く回を作る
・ソロスク配信が主。
を主人公におく。』
理玖の設定です。
『近距離ファイト最強男』設定ですが、TGXだとそもそも銃のような武器がないためただのチート武器をぶっ放すマンになりました。
ルナと設定が被ってしまうので、コミュ障ではない。
年頃の男の子感を強めるために軌道修正し、エロいことに敏感に。
18歳なんでカイリより年上なんですね。へー。
『\異世界の設定を考えよう/
ゲームの中です
MMOファンタジー。
主人公は男固定
(なので、先に来ていたヒロインは勇者になれなかった)』
ここに書いてあるヒロインがカイリちゃんですね。
カイリちゃんが先に異世界に来ているというのは同じ。
『とっても
とっても
帰りたい勇者vs最高の世界なのになんで? な賢者』
現行とは異なる部分。
現行ではルナが元の世界に帰りたくない、帰りたいっていう意味がわからない、みたいな発言をしますね?
カイリの気持ちはそこでは描かれていない(帰りたい問題よりも自分命狙われてるんですか!? のほうが大問題なので)わけですが。
対立するのが理玖とカイリだったっていう話。
ルナに相当する人物は『先駆者』として伝説の人となっています。
超初期プロットのままだと「ボーイミーツガールして結局ボーイだけ元の世界に帰り、ゲームの大会に出場して優勝する」みたいな話になってました。
おしまい。