というわけで無事(?)最終回を迎える事ができました。
元々お話の最後はクラスクがアルザス王国と和議を結んで大方の懸念が解決したあたり…と決めていたので、だいたい当初の目標通りの終わり方です。
…嘘ですごめんなさい五章がちょっと長すぎました。
ほんとはあと半年は早く完結するはずだったんですが……おかしいななんでだろ(主にエィレのせい)。
さてこの物語はこれでおしまいです。
遂に動き出す軍事国家バクラダ。
彼らの侵攻と深く関わる『大穴』を巡る攻防。
魔族に与するゲルダの宿敵、魔人傭兵団。
彼らを従える新たな高位魔族、『闇の帳』。
そして魔族どもがいなくなった闇の森、その北には何があるのか…?
などなど、まだ解決していない問題が幾つかありますが、そうした問題はクラスクやミエの人生が続く以上決して全て解決されることはないでしょう。
ここでお話を切り上げるのは
ひとつにこのあとしばらくは平穏な時期が続くであろうこと。
ふたつにこのあとの戦いでは辛い失意や別離などが控えているかもしれないこと。
みっつにはここから先のお話はクラスクとエィレが主軸になってしまいミエが主役ではなくなってしまうことです。
私が書きたかったのはあくまでミエのお話なので、ならばこのあたりで筆を置くべきなのかな、と思う次第であります。
それでは、またいつか。