“犬面の獣人”
迷宮の最上層に出現する獣人。
人間族《ヒューマン》の大人よりも小柄な “人間型の生き物《スモールヒューマノイド》” で、その名のとおり “犬の頭”をしている。
大きな湾刀と鋭い牙を武器に探索者に襲いかかってくるが、催眠系の呪文に弱く、“昏睡《ディープ・スリープ》” で易々と眠ってしまう。
この程度の魔物を倒せないようでは、迷宮探索者は諦めた方がよいだろう。
もっともそれに気がついたときには、苔むした墓の下かもしれないが。
同様に最上層を根城にしている豚面の獣人“小鬼《オーク》” とは仲が悪く、常に縄張り争いをしている。
余談ではあるが、迷宮ごとに毛皮の色が違うらしい。
『紫衣の魔女の迷宮』では、緑
『呪いの大穴』では、灰色の個体が多く確認されている
とり夫
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