何十年も北海道に住んでいて、冬道の歩きには自信がありました。それが……、先週の札幌、急に暖かくなって、朝方凍てついていた凍結路面の氷が少し緩んできたころでした。僕の前を歩いていた爺さんと連れのペットが足を滑らせ大苦戦。
それがおかしくてにやにや見つめていたのが大間違い。
自分の足元を見るのをつい忘れていたのです。あっと思った瞬間、左足が滑り慌てて踏ん張った右足も滑り、自分の体重が見事左足の上にドシンと落ちたのでした。うっ!!! 激痛が…… まさか、この痛みは…… 左足を引きずりながら、やっと家にたどりついて、そのあとタクシーで病院へ直行、くるぶしの骨折でした。その日から入院となりました。最近、株が上がり儲かって、趣味のピアノもうまくなって調子よかった時でした。こんな時にまさかは起きるんですね。
まさかと言えば、ぼくの書いた「武士の娘」読んでみてください。
そこには、涙あふれるまさかが用意してあります。