初投稿でありながら、早くも応援していただいて嬉しい限りです。
今回書いたお話は、サークルの後輩からのリクエストを私なりに昇華させたものとなっております。ここから先は蛇足になりかねない裏設定、書くだけの技量が足りずに書き切れなかったものなので各自自衛をお願いします。
不知火先生…今回の話を考えた上で、ある意味怪談に殺された可哀想な主人公。本人に自覚はないですが、自分の周りのものに影響されやすい性格です。記憶力がよく、関連づけて覚えるのが得意ですが、今回はそれが暴走してあのような結果を生んでしまいました。終盤までの地の文の語り手です。
華染神楽…いわゆる霊感を持ち合わせている精神科医の女医さん。霊感は幼少期から持っているもので、彼女のそばには主に人の死から派生した怪異がありました。不知火先生に声をかけたのはただならぬ雰囲気を彼が抱えていたから。最近同居人たちと一悶着ありましたが、解決済み。終盤の語り手です。
神楽ちゃんは前々から作っていたキャラだったのでこっちで出せて本当によかったです。
怪談の怪異の犠牲になるお話は定番ですが、噂に振り回され、見えない恐怖に怯える、というのはあまりないような気がしてたら出来上がってました。今回のような幻覚を見たり聞いたりする主人公の場合、3人称の天の声方式よりもこっちの方が怖さも伝わると思いこうました。
まだまだ文字書き歴の浅いひよっこですが、これからも暇つぶしのお供にしていただけると嬉しいです。