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VRMMOのNPC…の一旦あとがきと感想と裏話

拙作の

【視聴者さん】転生先はVRMMOのNPC!?転生して最弱の錬金術師になった私はゲームの中からVtuberとして配信します!【助けて】
https://kakuyomu.jp/works/16817330655696880314

完結しました……一週間前に……
ようやく気分的に落ち着いてきたので、感想や裏話など書きました。
基本ひとり語りの長文になりますので、それでも大丈夫という方だけお付き合いください。

また、以下は本編のネタバレも多分に含みますのでご注意ください。
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まず、この作品の経緯について。
今だから言うと、この作品は別作品の仕打ち金的な感じで書き始めたものです。
その作品というのは、別で投稿していたこいつになります。

幽霊でチートな錬金術師やってます 〜錬金術と複製能力の相性が抜群で無双したら両方の世界で天使様扱いされるようになりました
https://kakuyomu.jp/works/16817330663138519609

錬金術師という設定もこっちがあったからこそ生まれたものでした。
あっちは作風からして違いますが……錬金術師って今どうなん? で作られ始めたのがNtuberになります。
それが予想以上に数字として跳ねましたね。
おかげで元々予定してた方がおざなりになりましたが……まぁ、それはいいとして。

この作品が受けた理由として推測するのは、「いいところついた」 これにつきると思います。

VRMMOも好きでしたし、Vtuberも好きでした。それを組み合わせた作品もありました。
VRMMOの世界に閉じ込められて配信しつつ視聴者に助けを求めながら活動していくというのは、なかなか「いいところをついた」かな。
他の人からすると、VRMMOなんだけど主人公アリスからするとそこは紛れもない異世界である。
そのあたりのギャップが生まれたのがいいところだったと思います。

しかし、こういうお話、書いていてなかなか大変なんですよね……
異世界とゲームのバランスが非常に難しい。
ゲームなのか異世界なのか、基本軸をゲームとしているのでそれを崩さないようにせず、でも主人公の活躍を描く。
初心者作家にはこれがなかなか大変でした。
今でも同じ世界感で別作品を書こうと思ってもちょっと大変そうかなと。


登場人物に関して。
主人公を配信者、Vtuberとするならば愛されるキャラにしなくてはならない。
そういう意味で主人公はとても重要でした。
アリスにしたのは単純に自分の趣味も絡みますが、異世界に迷い込んだ少女ってアリスっぽくね? という割と適当な名付けでした。
(後に某有名作品のキャラと色々と被ったと気がついてめっちゃ焦りましたが)

そうそう、アリスの真相についてですが、これはある程度最初から決まってました。
そうある程度。実は途中まで2択でした。
アリスはAIか、それとも人間か。
書き始めた当初はどちらかと言えばAIという意識をしていたのですが、念のためどちらともとれる内容にしていました。

2章の最後とか、
「人は死んだら生き返らない」
なんてセリフがありますが、
AIなら、結局アリスは死んでいてこれは別の存在である
人間なら、結局アリスは生きている
とどちらでも取れますよね。

結局のところ、アリスという存在は人間とAIの中間という存在になりました。
こうなったのは、結局のところ作者自身がこの子に生きていてほしかったと思ったからですね。
完全に父親の気分です。

そんなアリスの父親に関して、実はこの人当初は死んでる設定でした。
その後変更しましたが、その時も6章の時点でアリスに看取られて死ぬというプロットになってました。
ただ、これだと話が重くなりすぎるということで、その話を書いている途中で変更しました。
結局、全部を通して明確に死亡を書いたのは、敵と2章の王様だけですね(多分)

アリス、アリスの父親と来て、次に語りたいキャラがいます。
それは、自称勇者ことダルスくんです。
正直に申しますと、このキャラは単にアリスを不遇な位置づけにするための捨てキャラでした。
少なくとも1章書き終わった時点では2度と登場する予定はありませんでした……

しかし、いただいた感想を見ているうちに、このキャラがまた出てきて……しかも割りと重要っぽい立ち位置で出てきたら面白くね? と思ったのでああいう立ち位置になりました。
こいつも、実際に書くとなると凄い大変でしたね。
ヘイトはある……しかし、助けるという流れには持っていきたい……
苦肉の策として、ダルス自身も運命に踊らされたキャラという設定にしましたが……
もっとうまくできたかなぁというのが正直なところです。
6章でもあまり出番はありませんでしたし、一応彼もちゃんと頑張ってはいたんですよ……多分。

他にも語りたいキャラはいますが、ちょっとまとめます。
各章のヒロインキャラですね。
ロナ、ルーナ、ミリア、ユズハ
アリスが堕としてきたキャラたちです。
どの子も好きですが、やっぱりヒロインという意味ならばルーナちゃんが強すぎましたね……
6章でアリスが目覚めた時にそばにいるのは誰かと考えて、真っ先にルーナちゃんになりましたからね……
このあたりは作者の趣味が出たのが原因かと。
ロナさんあたりはもうちょっと活躍を書きたかったなぁ……

キャラについてはこんなところでしょうか。どのキャラも愛着があります。大切なキャラたちです。

今後に関して。
最終話でも書きましたが、この世界はもっと続いていきます。
作者はゲームのファンディスクとか割りと好きな人間です。おまけで本編では回収されなかった秘密が明かされるとか好きなんですよね。
そんなもんで、何かしらは書きたいかなと。タイトルの「一旦あとがき」はそういう意味です。
ただ、適当に閑話を数個投げるのではなく、綺麗な終わり方ができるような内容にしたいと思ってますので、少し時間はかかるかもしれません。
(多分1年は空きそう……)
気長に待っていただければ幸いです。


それでは、最後になります。
本作を読んでくださった方、評価、ハート、感想をくださった方、本当にありがとうございました。
皆様のおかげで、この作品を完結させることができました。
この経験は私にとって間違いなく財産になります。

今後も私は活動を続けていきますが、また何かの機会にお会いできることを願っています。
(新作投稿してますので、よろしければ……)

それでは、ありがとうございました。

4件のコメント

  • 新作!是非フォローさせていただきます!
  • テナーサックス様
    ありがとうございます!
  • いや~設定なども含めて面白いのでさらっと読んじゃったよ。
    新作の方もフォローさせていただきますね!
  • @gotogi 様
    ありがとうございます!
    そちらでも頑張ります!
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