完結させたくなかったお話が本当に終わってしまいました。
喪失感がすごい。

私にとって准一と夏帆の物語はとても大切なものになっていて、何度書きながら泣きそうになったかわかりません。
another story書いてるときはマジで泣きました。

本編は准一の視点から始まります。
そして夏帆の視点で終わります。
どのように始まって、ふたりがどう変わっていって、どのように人生を終えるのか。
幸せな人生だったらいいなと、作者ながらに希うところであります。

そしてanother story。
本編が夏帆の視点で終わったので、准一視点で。
そして本編では約束を守れなかった准一がもし守ったとしたら。
another story単品でも読めるようにしてありますが、本編も読んだ場合とanother story単品との場合で、「約束」の意味するところが変わってきます。
この話は、准一の後悔です。
おれがあんな約束をしなければ夏帆はもっと長生きしたかもしれない。病気にもならなかったかもしれない。
そういう行き場のない後悔が、この7500字の短編を貫いています。
実際には約束しようとしまいと状況は変わらなかったのかもしれない。でも、それでも「あんな約束をしたから……」と、自らの言霊を呪う。
それでも、私はやっぱり二人は幸せだったと思いたいです。

幸せな時間があって、それがしっかりとした土台になって、何があってもその土台は揺るがない。そういう二人でいて欲しい。


お読みくださった全ての方と、夏帆をはじめ物語を活き活きと彩ってくれた登場人物たちに、深く御礼申し上げます。