12月15日(日)
【ローズ・サンデイは薔薇水晶の治癒箱】
ローズ・サンデイのお夜食は長い商店街のチキンのお菓子に天ぷらそばとペパーミントティーとジャスミン茶のモロッコミントティーをいただいて、昨日はぶたご座流星群、今日はコールドムーンの待降節第三主日なので、けんじゃは薔薇水晶の治癒箱で身繕いすると、お着替えして……ゆっくり教室棟の四人部屋の寝室にて休養した。
不思議な一夜が明けようとしていた。とても温かで安らぎと癒やしを感じたのはローズ・サンデイの薔薇水晶の治癒箱だよとシーブックがけんじゃにくれた薔薇水晶のブレスレットとローズペタルジャムの入ったローズ・サンデイの為のギフトボックスだった。
シーブックが体調が不安定なけんじゃを心配してお手製してくれた薔薇水晶とクリスタルのブレスレットとブルガリアのローズペタルジャムはローズ・サンデイの為の贈り物だと言って、みんなにも配っていた。
シーブックに詳しく話を聞くと、昔、二十年ほど前のクリスマスの季節に体調を崩したシーブックに仙道くんが心配して一緒にファたそのふるさとであるナバナの里のクリスマスイルミネーションを見に行った帰りに仙道くんがハンドメイドした薔薇水晶とクリスタルのブレスレットをお守り代わりにとくれたそうだ。
魚住くんのお寿司を食べたり、一緒に過ごしたり……楽しかったなぁとシーブックはそんなことを言っていた。
シーブックと仙道くんのお家は同じ学校の先生のおうちで共通点が多く、よく一緒に遊びに出かけたり、クリスマスイルミネーションをナバナの里に見に行ったり、お茶したりして楽しく過ごしたという。
もう二十年ほど昔の話なんだねとそんなお話をしながら……優しい語りかけのようなある種の読み聞かせ感すら感じるシーブックの昔話の幸せなクリスマスの為のお裾分けだとけんじゃは優しく言い聞かされて……ホッと心和む夢見心地のようなローズ・サンデイの為の薔薇水晶の治癒箱だった。
それはけんじゃにとって確かに安らぎとヒーリングパワーを感じたのだった。
本日のパラガス流モーニング・ティーセレモニーは梅しそわかめの鮭ジャスミン茶漬けにペパーミントティーとジャスミン茶のモロッコミントティーをいただいて、ジエノゲストと泌尿器科のおくすりを服薬して……安静めに過ごすローズ・サンデイの夜が明けた。今宵はコールドムーン……フォーエバーフレンズの為のブレスレットを月光浴させて……クリスマスのお祈りをする……そんな待降節第三主日の朝がきた。
本日のパラガス流モーニングはクーヘンマイスターのシュトーレンにグリューワインティーにミヒェルゼンのオレンジ・キャンディスをひとさじ加えて……至福のパラガス流フィーカだねと……そんなお話をしながら……パラガス流学習法で朝活をするのだった。
するとへこたれない性格のパラガス先生がやってきて……オーエルみたいな食欲ではいかんとのことで、ゆうしゃ一行はパラガス先生がタッパーに詰めたカレーライスのお弁当をグリューワインティーと一緒に食べた。
たちまち身体はぽかぽかになり、窓辺とお庭と教室棟の鉢植えに朝の灌水作業などを済ませたり、通りすがりのおばあさんと教室棟の鉢植えの果実の結実についてお話しつつもゆったりと待降節第三主日のローズ・サンデイは過ぎゆき……やがてマラソンがはじまろうとしていた。
らんらんちは鶏ガラスープのお出汁が決め手のカレーうどんとジャスミン茶とペパーミントティーのモロッコミントティーをいただいて、しばし午睡の微睡み感がほんのりと心地よいシエスタ休憩の時間帯だった。
おゆうごはんは鶏の味噌炒めに白米に切り干しだいこんの煮物にみかんとペパーミントティーとジャスミン茶のモロッコミントティーをいただいて、ジエノゲストと泌尿器科と院長先生と神きゅんの神製薬のおくすりを服薬して……明日はてんつく病院の産婦人科と泌尿器科の通院があるからはやめにおやすもうと感じた黄昏時だった。