• 魔法のiらんど

煌めく六等星亭のジュレとコナブレンド

あとグリューワインティーにミヒェルゼンのラム・キャンディスをひとさじ加えて、シャインマスカットとハレクラニ沖縄コナブレンドはミルクたっぷりカフェオレにして、煌めく六等星亭のジュレ・オー・ド・フリュイのグレープフルーツ&パッションフルーツにベルメーレンのアーモンドスペキュロスにパイン糖に台湾のドライマンゴーとお抹茶の里とお抹茶チョコレートとかいただいて……至福のパラガス流モーニングは良いのですが、ものすごいスイマーがやってきた。
当たり前といえば当たり前の一言で言うとミスターサンドマンです……。
(よしだ感★)
まあ……それはそれとして帝国ホテル位古い昔の家だからなぁ……築百三十年の我が家のガス工事二十万、水道工事十四万円、今年だけでそれだけ維持費かかっていますが、帝国ホテルが出来た頃の建築物としたら……やはりそのくらい維持費かかるのかもしれないですね。
まあでもこの築百三十年の建築物は……将校の家の実家は戦争で焼けることもなく残ったけど、士官学校なり海軍兵学校なり出た家族や肉親、親類は戦争で一人残らず死んで、残されたおばあさんにさみしい思いをさせたが、確かに実家は築百三十年も……帝国ホテルと同じくらい生きている建築物なんだなぁと……ちょっとふしぎに思いますわ。
水道工事から一時間が経過した頃、汲み置きの如雨露で両手を洗って……ものすごい秋晴れで夏日のような陽射しがさんさんと降り注ぐお庭を眺めながら、けんじゃはふと親戚のおばあさんを思い出していた。
小学校の近くに住んでいて、放課後によくゆうしゃとけんじゃは自転車をこいで、その親戚のおばあさんのお家で放課後を楽しく過ごした。
居間のリビングはぐるりと一周、海軍将校のおばあさんの家族の遺影で囲まれていて、ひいおばあちゃんの方の親戚だからよくひいおばあちゃんから遊びに行くように言われてゆうしゃとけんじゃはよく放課後にその海軍将校の遺族の親戚のおばあさんの家で楽しく過ごした。優しくて慎ましくて品のある小さな家に小さな池の中に鯉がいてよく餌をやり雨蛙の鳴き声を聞いたのを今でもよく覚えていたけんじゃはふと毎回遊びに行く度に素敵なおやつに飲み物を出してもらったことや……ちょうど今、水道工事をしているような時間帯の出来事だったこと……上っ面勇ましい事を言うのはとても簡単で、問題は戦争のあとに残されたおばあさんをこんなにさみしい思いをたくさんさせる戦争は本当に狂気の沙汰で馬鹿げたことだと子ども心に居間の海軍将校の遺族を思い出してはやはり子ども心に感じた事は正しいのだと思った。
それから四十年くらい経つだろうか。ゆうしゃとけんじゃがそうして海軍将校の親戚のおばあさんのお家で放課後を楽しく過ごした時代から……。
そして今朝のパラガス流モーニングメニューは……四十年くらい昔の海軍将校の遺族の親戚のおばあさんのお家で出されるおやつと飲み物をとても彷彿とさせるナニカがあった。
パラガス流モーニングとは禅でありわびさびであり……こころの作法なのだとパラガス先生はニカッとお日さまが似合う青空スマイルで今日も笑うのであった。
パラガス流モーニングとは奥の細道のようなわびさびがあるオシャンティな禅の世界なのだ。


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