まあ、何だかんだでそのあと宿に一度戻り、それから飲みに行ってしまいましてね。
宿周辺、目につくのはスナックくらいしかなく、それもまあ少ない。けど、補導を全力で逃れる中学生カップルがいたり、「女の声がしました」そう言って全力で走るマーケッター君にびびったり、別動組にたまたま遭遇しマーケッター君に絡まれたりと夜の街を学生のごとく堪能しましたね。
そうして酔っ払いのおっちゃんにマーケッター君が街頭インタビューよろしく聞き出したりで、ようやく締めの店にありつけました。
いや行動力。
いや若いってすご。
そこは名物ママがやってるショットバーで、いい感じと聞き、マーケッター君もようやくといった具合でノリノリでしたね。
ようやく女の子を諦めたかと思いきや、ママさん僕より年上だったんですけどマーケッター君がもう止まらない。
口説く口説く。
それを横目に僕は刀君と隅っこ暮らしでしたね。
いや風呂上がり二徹には酒が沁みた染みた。
酒なのか眠気なのか、久しぶりに記憶ぶっ飛びましたね。
どうやって帰ったかわからないのですが、翌朝とりあえずおねしょの夢で起きました。
マジ危なかった。
夢と現実が曖昧で、もうダメかと。
マーケッター君に酒を買ってきてもらって証拠隠滅まで一瞬で考えたりしてしまったりしてね。
本当びびりました。
翌日のイベントは初日以上に忙しく、なんとか展示を終え、そのあとはメンバー全員で恒例の地方飯屋打ち上げで締めました。
マーケッター君は正直、メンバーに事前連絡をほぼしてなかったのですが、みんなに気に入られてましたね。
今の若い子があれだけエネルギッシュなら未來明るいかなって思いましたね。
帰りの車内では、「来年も行くんすよね? それならあの子18でしょ」なんて言ってましたし。
やっぱり草食なんて嘘だよ。
こっちはへとへとだよ。
まあ、帰りの高速でようやく電池切れたのか、危うくトラックに挟まれそうになりましたね。
まあ、人の車に乗る時は生命捨てる覚悟で乗ってますので、文句は言わないんですけどまあまあ死にかけましたね。
危ない危ない。
でもなんか酒美味かったな、なんて。
そんでまだお酒引きずってます。
真夜中のハイボール。
グビリ。