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ハプニングバー。

この間、職人が先に帰った後、マーケッターの彼と話していたら、大事な話があるのだそうな。

なんだろう。

「僕、ハプニングバー行きたいんすよ」

「お、おう?」


聞いたことはあるけど、彼曰くジャンルだそうな。

てっきりハプニング多発なお店の俗称かと…

しかし酒にハプニングはつきものだけど、名を冠するとな?

おじさん、スケベ&暴力しか浮かばないんだが。

だけど彼に暴力の匂いはしないし…

あっ! この子ニヤニヤしてる。

やらしい顔だ。

だけど、仮に暴力がなくとも、引かれたレールの上のスケベは何か違うというか…

ハプニングはハプニングだからこそハプニングと言うのでは無いだろうか。

というかあれってハプニングだったよね、あははってこう、後日そういえば的にわかるものなんじゃないだろうか。


「頻度が各駅停車であってる?」

「ちょっと何言ってるかわかんないす」

「だ、だよね」


全てスケベ駅だとして、ただのバーが快速だとすると、ハプニングバーはそんな感じかなって…

彼曰く、入店まで随分と怪しく、会員登録し、会費を払い、持ち物検査をされ、ようやく入店出来るのだそうな。

それどこまでも濃いグレーなんじゃ…

そして何かしらハプニングが起こるのだとか。

見せてもらった画像は、モロ下着だった。

はぁ。なってない。なってないよ。

ハプニングじゃないじゃん。

それじゃあ僕には響かないよ。

というかなんで僕誘うし。

友達誘えし。

「いや、墨色さんと行きたいんすよ」
「そ、そうなの?」

も、もぉ、なんか照れるじゃない。

「こんなの友達に打ち明けれないですよ」
「…」

こ、こいつぅ…

「普段友達とそんな会話しないの?」
「あはは、するわけないじゃないですか。ね、行きましょ」

「…」


そうだ、この子悪い子だった。

こういう奴が世渡り上手いんだろうな…

というか結局ハプニングバーってなんなの。

4件のコメント

  • えっ??知らない振りですか?(疑いの眼
  • いや、マジなんすよ。

    ここ10年…いや15年程かな? 飲みに行ってないんすよ。嫌いってわけでも、別段やらかしたわけでもないのですが。

    自分ではそうは思わないのですが、どうやらわたくし、割と極端な人間なようでして…

    清春くんの偏食部分ですね。

    昔はそれはもう。

    毎日がロッケンロール。

    テキーラテキーラスピリタステキーラで。

    ん? 今なんかマズイのが混ざって──うぅ…喉がぁ…首がぁ…頭がァァッ!!

    こほん。

    age9000さん並びに皆様、これからの季節、蟹の甲羅酒をいただくこともままあるかとは思いますが、日本酒をまずはいただき、ホッコリした後、スピリタスにクラスチェンジされ、なみなみに満たされ一気に飲まなければならないような、そんなハプニングには充分にお気をつけ下さい。

    潤一君のように、記憶飛びます。

    それはもう一瞬で。

    たまに白を通り越して銀色の光の向こう側に意識が伸びて行きます。これは華ちゃんですね。

    そうなるともう無駄です。下級度数でも全然飛びます。

    知らない人の家とか車とか天空の城とかに居たりします。書き置きとかのハプニングに遭遇しこの人…誰? と恐怖したりします。

    あと吐く際の拒否反応か、下水管のような音が首からします。ネックレスとかブチぎったりします。

    三角座りしてぶつぶつ呟いたりもあるようです。愛香ちゃんに喰らう感じですね。

    また、気づけば山の頂上に拉致られていたりなどのハプニングにも現実にはあるので、お気をつけください。

    あははは…いや、ほんとよく死ななかったなと。

    身体は何ともないんですけどね。

    親に感謝ですね。

    すぐ顔に出るし本来は弱いと思うのですけどね。飲めば飲むほど強くなるのは本当だろうかと確かめずにはおれず実践はしましたが、今はおそらく全然飲めないだろうなと。

    それ以来のバーの話でしたから新鮮でしたね。
  • それハプニング言うより、お酒のトラブルな感じでは……しかし良お無事で済みましたね。
    実は初見時、このノート見る前に最初の数行が出てるのを見て、件のマーケッター君とハプニングバー行ってきた的レポートを期待してたんですよ。おまけに美人局・間男になったったお話があれば、墨色さんの作風的においしいかなって
  • いやぁ、あははは。

    あの頃は毎日がハプニングでしたね。

    自分でも少し怖いくらいです。


    ハプニングバー、結局断ったんですよ。何日も通えるような場所ではなかったんですよね。

    ハプニングは通ってこそ、と謎矜持を持っている僕を誘うなんてと。

    だからうーん、って渋ってしまい。

    その内にダッと行ってしまいました。

    というか若いってすごい。

    彼曰く、どうやら一見さんお断りな空気だったらしく。ハプニングは起きなかったみたいです。

    僕としては茶番を味わわなくてよかったなと。

    やっぱりいきなりナイフとハンマー両手に持つ女の子と遭遇した時とかの対応力が変わってくるでしょうし。

    彼には是非そんな人間力を高めて欲しい、なんて上から目線で思ってしまいました。

    仕事柄、本物を扱っているので、なんて思ってみたり。テヘヘ。

    なのでレポすみません。

    それにちょっとこの歳で美人局間男は厳しいっす。

    でも僕を含めて結構なクズ人間に出会ってきたので、間男は大丈夫です。

    まだまだ居ま…そういえば美人局もいたな…純粋な男の子が騙されあれよあれよとクズ男に…。

    人間の出会いって、そういうところが良いんですけど、最近は粛正の空気がすごいっすね。

    もちろん大手を振って擁護はしませんが、寛容さも同時に欲しいだなんて、時代遅れでしょうかね。
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