三谷先生の脚本でも覆い隠せぬほどクソ陰鬱な謀略劇「鎌倉殿の十三人」
半ばオチは読めてはいましたが、それでもいざ映像としてお出しされるととてもお辛い……
前回と今回の前半で鎌倉武士たちの身勝手ぶりを存分に見せつけつつも、後半でそれを上回る鎌倉殿とブレーン陣(というか大江広元)のブラック加減をお出しし、その板挟みで萌えキャラであり無実と誰もが知るところの上総のおじさんを処断することで視聴者の感情をグッチャグチャにしてくるその構成力は本当に凄いと思います。
最初は梶原さんがオーベルシュタイン枠かと思いきや、大江広元がそれだったとは。
流石は「俺、そう言えば大人になってから泣いたことなかったわ」とか述懐する公家。
この大江広元腹黒いよ! さすが毛利元就の御先祖様!