一般的に人間の欲は底がありません。そのため、どんなに満ち足りているように見えようとも、本人は「足りないもの」を感じているはずだと僕は考えています。
イケメン、金持ち、頭脳明晰だったとしても、本人は腕のほくろの位置が気に入らなかったり、ラマヌジャンの脳みそに嫉妬していたりするものだ、ということです。
つまり、みんなちょっと足りないのです。
全然足りない、と思うこともあるでしょうが、いわゆるどんぐりの背比べというやつですよ。人類規模で見たら誤差です。
その天恵のような気付きを、世界有数のパワースポットで出会ったトカゲの大きな目の中に見ました。この不思議な感覚。もう二度とないであろう瞬間を意識出来た嬉しさ。
その感動を伝えたくて、僕はこのエッセイを書きました。
途中、酔っ払いの駄弁が挟まりますが、それも楽しめるなら読んでみて下さい。
――みんな何か足りてないんです
アスキューはちょっと足りない。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893700544/episodes/1177354054900397227僕の場合、足りてないのは頭です。