亜蘭美奈

　ブログを管理するのが、億劫なだけの…懶惰な著者の、唯の気紛な雑記です。※現れては、消える…不定期更新。※時間の浪費故…スルー推奨。

「云われた通りに、行動する…それを、積み重ねて…日常生活を、憶えさせて行くしか無かろう……」感情を失った二人の、飯事(ままごと)よりも拙い、「結婚生活」……。

「特機隊員が、第一に全うす可き使命は…国家の治安を、維持する事」「TRP(きみたち)とASCP(われわれ)には…『サイボーグ隊員』たる、コスパが要求されている」

　オマエ、知っちまったんだろ？はじめて、を……なら…もう、何も考えるな？何も考えなきゃ、あんなの……何回だって、同じだから……！

「君は、TRP隊員として、選抜された…!!」斯くして―その極秘計画(プロジェクト)は始まった。最初の標的(ターゲット)は―極(ごく)普通の「学生」……。

「君達は、ASCP訓練生として、選抜された…!!」「……？」「身分は、国家公務員…待遇は、公安キャリアレベル」「俺達を、実験動物(モルモット)にしたのか!?」

「こいつは…『スーパーサイボーグ』にする」「!!」「故に、私は『製造責任者』として…こいつを完璧に『管理』する『義務』が生じる訳だ……」

　突然、事務所に身売された、中堅アイドル・美波(みなみ)…移籍先マネージャー・包仁(かねと)と所長・日昇(ひのぼり)……三人の愛憎は、何処(いずこ)へと？

　一生あなたを、自由にしない……それ以外は、望まない……。「家族が夢」って…真剣(ほんき)なの？

「あんたと俺じゃ…住む世界が違う……」「あなたと私は…『比翼の鳥』なのよ…？強くなれるの…あなたと居ると」「…あんたとの、おとぎ話は…みんな…終わるだけさ」

　これは、虚像から偶像へと変わり行く―少年二人の、偏愛的逸話(エピソード)……「君達は…幸運だよ？君達の評価を拡散した、沢山の人に…愛を貪り合う、君達の姿を…見て貰える」

　西暦20XX年―常態的なＤＶ加害者を、社会から完全に排除し…被害者への賠償に服させる、特措法が施行された。塀の中へと堕ちれば、二度と元の生活には戻れない……。

　安易な道(みち)程(ほど)、楽な物は無い…認めて貰いたいのならば―自分で考え…自分で動くしか、無い……！

「！(滝汗)」「自由な風船猫、気取ったって…魂胆、見え見え！図星でしょ？詐欺師。だから、私が…連れて行くわ？」まさか、拉致られるとは…聞いてねーぞ!?(焦)

　御伽話の、眠り姫だって…綺麗な儘では、目覚めなかった……！貴方は、覚えている筈よ…？私の…このキスを……！そして…私の…肉体(からだ)全てを……!!

「蜘蛛の罠の中に、自ら飛び込むとは…！」娘は、男の素顔を知った。「私を引き摺り込んだのは、貴方なんですよ？」男は、娘の情愛に触れ…次第に、心を動かされて行くが…

「愛の為に、アナタの…生命(いのち)を賭けて？」「約束は、必ず守ります…！」死ぬ為に…僕は、生きる……。

「…これが、『アイのアカシ』」昏睡し続ける、瀕死の青年…娘は、その「婚姻届」を提出したが―彼は…死ななかった……。五年間「家族」だった、「夫」の結論は……？

　君は、僕の物……。僕は…君の物……もっと、深く…知り合おう……！そう…君と僕の、弦(いと)…あの楽器(ヴィオラ)に、触れる様に……。

　二人の脳裡から離れぬのは…自分を責め続けている、明良(おとうと)の痛ましい姿だけ……。弟の夢は…兄の夢……。忘れる積もりだったのに……赦さない……！

　あなたは、音を…やさしく弾(はじ)く……。さようなら……。私の、秘密は…あなたにも、秘密……。

　食堂の看板娘に、セクハラを犯し―老科学者の薬効試験で、「豚」にされた、ヤクザな三下(さんした)。Dr.の手に、二種類の薬……彼の…最後の選択は、如何に……？

　貴方に抱き締められて…愛されたい。でも、その想いを知られたら…私達は、友達で居られなくなる。だから…我儘は、云わないの。そう…二人は、「友達」だから。

　見せたい……もっと、もっと…見て欲しい……。舞台で愛し合う二人は…何時迄も、初見世……。

「この日を私は、ずっと待ち焦がれていた…君を手に入れられる、最高の機会(チャンス)を!?」「やだッ！こんなの…違(ちが)―」

「ボクは、ねぇ…キミのコト、ぜぇ～んぶ知ってるんだよぉ……？」「……!?」「キミを、ボクの理想通りのコに、育てて上げるからねぇ～＊」「!!」

　見える物か、見えない物か…どちらを選べば、幸せになれる？偽りの愛の契約は、被虐の拘束に過ぎなかった……。

〝さっきはごめん〟今の僕が、指先で伝えられる言葉は…これが、精一杯。悪魔に魂を売って迄、君を堕とした僕なのに……今宵も、僕の魂は…君の魔弾に、射抜かれるんだ……。

「魅せるプロローグ第2弾」参加作品

　その娘は…唯、直向(ひたむき)に…唯、只管に…川を遡る舟を、待ち続けた……。御前は…坂の上に咲いた…唯、一輪の花……。