世間では、コロナウィルスが蔓延している中、リモートワークが導入されたおかげでなんとか書き溜めていた作品を全て公開できました。
最後にあたり少しだけこんな小説を書いていた理由を書き残しておこうと思います。
この小説群はご挨拶の欄にも書いてありますが、私が小学校に上がる前から付き合ってもらっている人たちの物語です。
実際には、小学校2年くらいからのキャラが一番古株ですが。
子供のころから寝つきが悪く、布団に入ってから30分~1時間くらいは眠れませんでした。そんな時に好きなマンガのキャラを思い出しながら、少しずつ積み上げていったのが、グリーンスクールという小説に出てくるキャラ達です。
結局、グリーンスクールのひな型と言えるキャラたちは中学校に上がってから紡ぎだされました。
そうやって、何度も主人公を入れ替えつつ、できあがったキャラたちなので、私の中では今でも眠れない夜には、活躍してくれています。
話を戻すと、なぜこの小説を書き記そうと思ったのか、ということですが、就職してストレスからうつ病になったことが一番の理由です。
元々のお話は、もっとマンガの原作のようなストーリーで、中川の企画でアンケートで学園内人気投票をやったり、美人コンテストをやったり、あるいは学内最強選手権をやってみたり、といういかにも少年マンガというようなアイデアが詰まっていたのです。
しかし、そんな話よりも裏の顔というべきものを社会に出て思い知らされて、そうした影の部分を空想するようになりました。
そして、うつ病の診断を受けた後、とりあえず仕事を9時6時(9時5時にはできなかった)にして切り上げ、家に帰り書き始めたのが、グリーンスクールというお話群です。
うつ病の治療を続けつつ、書いていたのが2年弱ほどの期間ですが、ようやくうつ病が癒えてきたようで、前向きな気持ちで何とか生活できるようになったころには仕事も再び9時9時になり、それでも耐えられるようになったので、とりあえずはグリーンスクールの執筆を終えました。
しかし、彼ら彼女らの生活や視点を一度でもいいから世に出したいと思っていたのですが、なかなか多忙でありうまく出せなかった、というのが正直なところです。
そんな中、リモートワーク&在宅勤務が認められるようになり、これ幸いということで、通勤時間の分と休憩時間の分を小説をアップする時間に割り当てることにしました。
それでも、結局リモートワークの時間がなくなり、結果的にはあっぷあっぷだったのですが、何とか全ての書き溜めておいた分はアップできました。
まだまだ書いていないお話(例えば、涼子と江川のロマンスとか)あるのですが、一旦これで終わらせていただきます。
本来ですと、これが最後の作品ではなく、
すべての人の心に花を
愛よりも青い海
主人公
夢で逢えたら
前略、道の上より
Hello Again~昔からある場所~
瞬きもせず
という風に続きますが、これらは『小説家になろう』と同時掲載した関係ですでにアップ済みです。
特に、「すべての人の心に花を」は思い入れの強い作品ですので、読んでいない方は、由起子先生のファンになった方は、読んでいただきたいと思っております。
また書きためたらアップしていこうと考えていますので、それまではしばしのお別れです。
読んでいただき本当にありがとうございました。
辻澤 あきら
永遠の中二病患者より愛をこめて